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商務省が22日に発表した2023年第1・四半期の経常収支の赤字額は2193億ドルと22年第4・四半期の2162億ドル(改定値)から小幅に拡大した。経常赤字の拡大は4四半期ぶり。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は2175億ドルの赤字だった。

#経済統計(アメリカ・経常収支)

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は22日、上院銀行委員会で証言した。発言要旨は以下の通り。

*FOMCは年内にあと1回、もしくはあと2回の利上げを行うことが適切だと広範に感じている

*(6月のFOMCで)利上げを見送ったのは、決定を行う時間を確保するため

*FOMCメンバーの過半数が利上げはもう少し必要と感じている

*失業率が上昇せずに労働市場がより良く均衡するのが望ましいが、その保証はない

シリコンバレーバンク(SVB)のような規模の銀行に対する監督と規制を強化する必要があるのは明確

FRBのバランスシート上の損失、金融政策を行う能力に影響せず

*総合インフレは低下、主にエネルギーと食品価格の下落によるもので金融政策によるものでない

サプライチェーン面での進展見られる

*サービスインフレで大きな進展見られず

*なお長い道のり

*金融政策の効果が薄れているとは思わない

*金融政策が経済に影響を与えるまでにどの程度の時間がかかるかを巡り見解の一致はないが、1年強という見方は間違っていない

*商業用不動産向け融資が集中する銀行を特定し、積極的に連携

*新たな資本要件は「グローバルなシステム上重要な銀行」(G―SIBs)に大きく傾斜する見込み

*資産1000億ドル未満の銀行には新たな資本要件のいずれも適用されない

*失業率がほとんど上昇することなくインフレ率の道筋は引き続き低下に向かうと想定

*失業率はわずかに上昇すると予想

労働市場の緩和の大部分は他の方法でもたらされることが理想

労働市場や経済に可能な限りダメージを与えずにインフレを抑制することが理想

*大手銀行に対する資本要件の一段の引き上げは正当化される必要がある

*米シリコンバレー銀行(SVB)について、監督不行き届きはサンフランシスコ連銀だけでなく理事会にもあった

シリコンバレー銀の監督巡り、公務員による不正行為や規則違反はなかった

*労働需要と供給が均衡を取り戻しつつある理由の一つは移民の力強い回復

*銀行部門のストレスに伴う幾分の引き締めが進行中の可能性

金利は最終到達点に近づきつつある

*慎重なペースでの行動が賢明

*やり過ぎは望まず

*とりわけ非富裕層のためにインフレを抑制する必要

*物価安定の回復が失業率を上昇させないとは断言できない

*想定想通り、企業の利益率は低下している

*自分自身の予測はFOMCの予測に極めて近い

労働市場は徐々に冷え込んでいくと予想している

*今年はインフレも低下すると予想

*年内にあと2回の利上げが実施されるとの見方がFOMCで大勢を占めている

*先週の(利上げ見送りの)決定は、より緩やかに動くためのものだった

*インフレを2%に低下させるために必要なことは何でも実施する

*リバースレポファシリティー、3月以降縮小

*残高の縮小、秩序ある

*準備金が近く減少するとは考えず

財務省の口座の補充も順調に進んでいるもよう

*大手行、FRBの割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)の利用に前向きかつ利用可能

*割引窓口の利用に消極的となる理由の一つは、銀行名が後に公表されること

*これまでに確認されている以上に信用が収縮している兆候はさほど見られないが、動向を注視

金利が最終到達点に近づくにつれ、行き過ぎのミスを避けるため減速している

*FOMCメンバーの圧倒的多数、あと1、2回の利上げが妥当と確信

*住宅市場の活動は底を打ったもよう、改善の兆し

*経済が予想通りに推移すれば、FOMCメンバーの3分の2は今年あと2回の利上げが妥当だと考えている

*必要な金利水準までの利上げはあと数回以内と考えている

*利下げは当分ないだろう

*利下げ実施の判断材料は、インフレ率低下を確信できるかどうかだ

FRBの予測中央値では来年は利下げがある見通しだが、景気次第

*インフレ率が2%に低下する確信が持てるまで、利下げは待たなければならない

*金融機関規制、事業規模やリスクに見合ったものであることが重要

*監督当局は正しく問題を見ていたが、監督は十分ではなかった

#FRB(パウエル議長・上院銀行委員会)