クロスリファレンスを作っていて思うのは、法律学の知識はネットワーク状に存在していて、相互につながっているということ。学習するときは、そのネットワークを何らかの形に切り取って順番に学ばざるをえないけど、後ろに出てくることを理解して初めて前に習ったことの意味がわかるのはよくある話。
— Yukio Okitsu (@yukio_okitsu) August 27, 2023
知識相互を関連づけて、自分の頭の中にネットワークを再構成できるようになると、その法分野はひととおり理解したことになるだろうし、知識相互をつなぐ線が増えてネットワークの網の目が濃くなればなるほど、理解の解像度が上がるということだと思う。
— Yukio Okitsu (@yukio_okitsu) August 27, 2023
初学者が苦戦するのは、知識が相互に関連づけられずバラバラに記憶されていて、ネットワークが像を結んでいない状態から、どうやって自分のネットワークを描くかだと思う。薄めの入門書は網の目を薄くしたネットワークの原型を提示することで、初学者の理解を助けてくれる。
— Yukio Okitsu (@yukio_okitsu) August 27, 2023
複数の教科書の読み比べは、著者によって知識の関連付け方、ネットワークの描き方が少しずつ違うので、異なるネットワーク像を対比することでより立体的な理解を可能にしてくれる。問題演習が推奨されるのは、一つの問題を解くために必要な知識の相互の関連づけを学ぶことができるからだろう。
— Yukio Okitsu (@yukio_okitsu) August 27, 2023
法律学習で記憶か理解かが問われるのもたぶんこの点にかかわる。ネットワークの結節点たる知識を正確に頭に入れることが記憶、結節点相互を関連付けることが理解。結局理解がないと、どの局面でどの知識をとり出せばよいかがわからない。知識の記憶は必要だが、理解が伴わないと使えないという話。
— Yukio Okitsu (@yukio_okitsu) August 27, 2023
#興津征雄(クロスレファレンス)
法律条文の解釈にあたっては,その法律の他の条文ないし他の法律の条文との体系的連関に十分配慮すべきであるという考え方の背後には,法体系は,その全体が有機的に連関してはじめて十分に機能するという考え方がある。
「形而上学は、純粋理性にもとづく哲学的認識が、体系的連関という形をとったものである」
「「基礎」、「基本」は民法の奥底を地下水のように流れ、ときに制度となって顕現する。個別的な事項をアドホックに覚えるのではなく、全体像のもとに位置付ける、これが真の意味での理解であり、「基礎」、「基本」を「体得」することでもある。」(池田清治/北海道大学教授)
「憲法の基本原理に関する正確な理解を踏まえて、具体的な事案に即した憲法的思考力を身につける。この心がけさえあれば、憲法はいつの間にかあなたの一番の得意科目になっていることだろう。」(愛敬浩二/名古屋大学教授)
基本的人権ないし人権の用法の問題は、その淵源や根拠の問題と深く結びついている。
#勉強法
諸君、文明の時間だ…。こういう、Theコテコテのプリンアラモードって、なんか夢が詰まっていてよくないですか?最近の垢抜けたスイーツも好きですが、私は老人なので、こういうコテコテのスイーツが好きです🐰。 pic.twitter.com/GgX2GToiYE
— めめんと🐰森 (@orz_ted) August 27, 2023
今日のランチはモスバーガーにした。 pic.twitter.com/wFuj7I30MX
— 井田良 (@idaprof) August 27, 2023