米下院議長候補に共和保守強硬派ジョーダン氏、本会議承認は不透明 https://t.co/lQWAKKt3rW
— ロイター (@ReutersJapan) October 14, 2023
米下院共和党は13日、次期下院議長候補を選出する投票を実施し、保守強硬派のジョーダン下院司法委員長を選出した。ただ下院本会議の採決で承認に必要な過半数の支持を獲得できるかは不透明だ。
マッカーシー前下院議長が3日に解任されて以降、下院議長候補の選出を巡り下院共和党は10日にわたり膠着状態に陥っていた。今週に入り、下院共和ナンバー2のスカリス院内総務が候補に指名されたものの、党内の対立を解消できず、12日に議長選から撤退した。
この日の投票では、ジョーダン氏が124票を獲得し、ジョージア州選出のスコット議員(81票)に勝利した。
共和党は221対212で辛うじて下院の多数派を占める。民主党が反対票を投じれば、承認に必要な過半数を獲得するには共和党は4票以上を失うことはできない。
“共和党 トランプ前大統領に近い議員 下院議長候補に選出” #nhk_news https://t.co/hrhvENGDMe
— NHKニュース (@nhk_news) October 13, 2023
アメリカ議会下院では、多数派を占める共和党の内部対立で、今月3日に議長が史上初めて解任され、審議や採決ができない異例の事態となっています。
下院の党ナンバー・ツーのスカリス院内総務がいったんは党の議長候補に決まりましたが、複数の議員の反対にあって最終的に撤退に追い込まれました。
共和党は13日、議長候補を選ぶ投票を再び行い、過半数の票を集めた保守派のジョーダン議員を新たな議長候補とすることを決めました。
ジョーダン氏は、トランプ前大統領に近く、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナへの支援に否定的な立場をとっています。
下院は、来週以降、本会議を開いて議長選出のための投票を行うことになりますが、仮に議員全員が投票した場合、ジョーダン氏は、下院の過半数にあたる217票を獲得する必要があります。
ただ、アメリカメディアによりますと、党が、ジョーダン氏が議長候補となったあとに各議員の意向を確認したところ、本会議でジョーダン氏を支持するとしたのは152人にとどまり、55人は反対する意向を示したということです。
ジョーダン氏が議長選出に必要な票を確保できるかは不透明で、調整が難航することも予想されます。
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