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エクアドルで23日、新大統領に就任した右派で実業家のダニエル・ノボア氏(35)は、暴力を減らし、迅速な法整備を通じた雇用創出をすると約束した。

10月の決選投票に勝利したノボア氏は、深刻な課題に直面。経済的な苦境で多くの国民が外国に逃げ出しているほか、8月には大統領候補だったフェルナンド・ビジャビセンシオ国会議員が暗殺されるなど暴力も横行している。

ノボア氏は国会における初の演説で「暴力問題に立ち向かうには失業と闘わなければならない。わが国は雇用が必要で、緊急の改革案を国会へ送るつもりだ」と語った。

ラソ前大統領が弾劾回避のため前倒しで選挙を実施した関係で、ノボア氏の任期はわずか17カ月にとどまるため、この間に効果的な政策を打ち出すのは非常に難しくなる。

ノボア氏は、暴力と貧困という共通の敵を倒すために全ての勢力に協力を呼びかけると表明した。

今後ノボア氏は緊急事態宣言を発出する見通しで、これにより30日の期限付きで国会に承認を求める法案を提出できる。

ただ前任のラソ氏も頻繁に緊急事態宣言を発し、暴力根絶を目指したが、ほとんど効果はなかった。

ノボア氏は企業に対する若者の採用を促すインセンティブを導入し、建設資材の付加価値税率引き下げ、電力セクター改革などにも着手する見通し。

23日までに閣僚の大半が就任したものの、経済財政相はまだ決まっていない。

#エクアドル(ダニエル・ノボア大統領「暴力問題に立ち向かうには失業と闘わなければならない。わが国は雇用が必要で、緊急の改革案を国会へ送るつもりだ」・国会初演説)

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