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南米ベネズエラでは、独裁を続けるマドゥーロ大統領に反発するグアイド国会議長が先月、暫定大統領に就任すると宣言し、これを支持するアメリカと、マドゥーロ氏を支持する中国とロシアが対立するなど国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。

メキシコやウルグアイなどマドゥーロ政権に中立的な立場を取る国は7日、ウルグアイの首都モンテビデオで緊急会合を開きます。会合には大統領選挙のやり直しを求めるドイツやフランスの代表など合わせて10か国以上も参加します。

メキシコやウルグアイの政府は、マドゥーロ政権との対話を続けていて、緊急会合では反政府側が求める大統領選挙の実施などを含めた平和的な解決に向けて話し合いが行われます。

ベネズエラ情勢をめぐっては、今月4日、反政府側を支持するアメリカや中南米の国々がカナダで会議を開き、国際社会に対し直ちに暫定大統領側を支持するよう求めています。

またアメリカのトランプ大統領はマドゥーロ政権との対話自体を拒否する姿勢を見せていて、混乱が収まるかどうかは不透明な情勢です。

グアイド国会議長からアメリカの暫定大使に任命されたカルロス・バッキオ氏が6日、ツイッターで明らかにしたところによりますと、会議はグアイド氏が率いる反政府側がワシントンで開催し、アメリカ政府の関係者などが出席します。

会議ではベネズエラの政治や経済の状況や人道危機について話し合われるということです。

ベネズエラでは、暫定大統領への就任を宣言し、アメリカが支持するグアイド国会議長と、中国やロシアなどの支持を受けるマドゥーロ大統領とが対立し、混乱が広がっています。

アメリカのトランプ大統領は、6日の一般教書演説で反政府側を全面的に支持する方針を示していて、会議の開催によって、マドゥーロ大統領に早期の辞任を迫るねらいがあるとみられます。

しかしグアイド国会議長は、ベネズエラ最高裁判所から国外への移動を禁じられていて、この会議に出席できるかどうか不透明な状況です。

ベネズエラでは、暫定大統領への就任を宣言し、アメリカから支援を受けるグアイド国会議長の反政府側と、中国やロシアなどの支持を受けるマドゥーロ政権が対立し、国際社会を巻き込んで混乱が広がっています。

アメリカや中南米など反政府側を支援するグループは4日、カナダで開かれた会合で、食料品や医薬品が不足しているベネズエラコロンビア経由人道支援物資を届けることを決めました。

これに対してマドゥーロ大統領は6日までに、軍を動員し物資の配送が行われる拠点となるコロンビアの都市、ククタとの国境に架かる橋にコンテナやトラックを並べ、国境を封鎖しました。

マドゥーロ大統領は、アメリカが侵略の道具として食料などの人道支援物資を利用しようとしているなどと強く反発しています。

人道支援物資をめぐっては、グアイド国会議長が国境を守るベネズエラ軍に対して配送を妨げないよう呼びかけていて、独裁を続けるマドゥーロ大統領の後ろ盾になっている軍に揺さぶりをかけるねらいもあるとみられます。