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大リーグ、エンジェルスからFA=フリーエージェントとなっていた大谷翔平選手がドジャースと契約することを決めたと自身のインスタグラムで発表しました。

大谷選手の代理人事務所によりますと契約は10年で総額7億ドル、日本円でおよそ1015億円だということで、アメリカのメディアはこれは総額でプロスポーツ史上最高額での契約になるとしています。

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【コメント全文】「現役生活最後の日まで野球界全体のために」

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プロスポーツ史上最大”の契約

大谷選手は大リーグ6年目の今シーズン、バッターとしてホームラン44本を打ってホームラン王のタイトルを獲得。

ピッチャーとしても10勝をあげて大リーグ史上初となる2年連続での「2桁勝利、2桁ホームラン」を達成しました。

11月にはシーズンMVP=最優秀選手を史上初となる2回目の満票で受賞するなど、名実ともに大リーグトップのスター選手となりました。

FAとなったこのオフは去就が大きく注目されていましたが、大谷選手は6シーズンを過ごしたエンジェルスを去り、悲願のワールドチャンピオンを目指してドジャースに新たな活躍の場を求めることになりました。

大谷選手の去就が明らかになったことで、今後はプロ野球オリックスからポスティングシステムを使って大リーグ移籍を目指す山本由伸投手を含め、大リーグの移籍市場全体が大きく動き始めると見られます。

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【コメント全文】「現役生活最後の日まで野球界全体のために」
大谷選手が自身のインスタグラムに英語で投稿したコメントを和訳した全文です。

「世界中の野球ファンのみなさま、決断に至るまで長く時間がかかったことをお詫びします。次のチームにドジャースを選ぶことにしました。まずはじめに、これまでの6年間私を支えてくれたエンジェルズのみなさまと、応援してくれたファンの方々、交渉に関わった各球団の方々に感謝します。特にエンジェルスファンの方々はいい時も悪いときも私を支えてくれて、その応援は私の心の支えでした。エンジェルスで過ごした6年間は私の心の中に残り続けます。そしてすべてのドジャースファンの方々、常にチームのために最善を尽くし、最高の状態でいられるように全力を尽くすことを誓います。現役生活最後の日まで、ドジャースのためだけではなく野球界全体のためにまい進したいと思っています。文章では伝えきれないこともあるので、後日、記者会見で詳しいことをお話します。どうもありがとうございます」。

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プロスポーツ史上最大”の契約
アメリカのメディアは大谷選手の契約が10年総額で7億ドル、日本円でおよそ1015億円にのぼると伝えていて、これはプロスポーツ史上最大の契約になるということです。

これまで大リーグでは、エンジェルスのマイク・トラウト選手が2019年に結んだ12年総額4億2650万ドルが史上最高額でした。

また、大リーグのほかに
NFLアメリプロフットボールリーグ
NBAアメリプロバスケットボール
▽NHL=北米プロアイスホッケーリーグ
の、3つを加えた北米の4大プロスポーツ全体ではNFLのチーフスのクオーターバック、パトリック・マホームズ選手が2020年に結んだ10年総額4億5000万ドルが史上最高とされています。

サッカー界では、アルゼンチン代表のフォワード、リオネル・メッシ選手がバルセロナ時代に4年で6億7400万ドルの契約を結びましたが、これも年俸ではメッシ選手のほうが高いものの契約の総額では大谷選手の契約が上回り、プロスポーツ史上最大の契約になったと伝えています。

ドジャースとは
ロサンゼルスに本拠地を置くドジャース1884年から140年近くの歴史がある屈指の人気球団です。

ワールドシリーズ優勝7回を誇りアフリカ系アメリカ人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンがデビューしたチームで、野茂英雄さんや黒田博樹さん、さらに2019年までプレーした前田健太投手など多くの日本選手が所属し日本のファンにとってもなじみのある球団です。

11年連続でプレーオフに進出し、ここ2シーズンはナショナルリーグ西部地区で優勝したものの、今シーズンはプレーオフの地区シリーズでは1勝も出来ずに敗れました。

WBCアメリカ代表で今シーズンのMVPの最終候補にも選ばれたベッツ選手や、カナダ代表のフリーマン選手などが中心選手で、投手陣ではサイ・ヤング賞を3回受賞し、通算210勝をマークしているカーショー投手がオフにFA=フリーエージェントとなっています。

FAから決断までの経緯
大谷選手が先月、FA=フリーエージェントとなってから移籍を決断するまでの経緯をまとめました。

11月2日 自身初めてのFA
大谷選手はことしのワールドシリーズが終了後の11月2日に自身初めてのFAとなりました。

最初の5日間は元の所属球団であるエンジェルスの独占交渉期間でしたが、期限後の6日にはアメリカ国内外のすべてのチームと交渉が可能になりました。

エンジェルスは期限の終了後すぐに大谷選手に「クオリファイング・オファー」と呼ばれる1年契約を提示したと発表し、規定額の年俸の2032万5000ドル(当時のレートの日本円でおよそ30億4700万円)でオファーしましたが、大谷選手を含め、ことしこのオファーを受けたFA選手7人全員が11月14日の回答期限までに拒否しました。

12月4日 ウインターミーティング開催
12月4日からは移籍交渉の山場となるウインターミーティングがテネシー州ナッシュビルで4日間にわたって開かれ、アメリカのメディアは大谷選手の契約総額が5億ドルから6億ドル(およそ720億円から870億円)にものぼるのではないかと伝え、ドジャースカブスブルージェイズジャイアンツ、そしてエンジェルスの5球団が「ファイナリスト」として獲得を争っているとしました。

このオフ最大の注目となっている大谷選手の去就について、アメリカのメディアの間では連日、「フロリダ州にあるブルージェイズのキャンプ地を大谷選手が訪れた」とか、「ジャイアンツの本拠地のサンフランシスコを大谷選手が訪れたといううわさがある」といった報道合戦が過熱しましたが、各球団の幹部はいずれも否定も肯定もせず、沈黙を続けました。

12月5日 ドジャース ロバーツ監督 大谷との面談明かす
そうした中、ウインターミーティング2日目の12月5日には、ドジャースのロバーツ監督が数日前に大谷選手とロサンゼルスで面談して交渉したことを突如明かしました。

大谷選手がFAになって以降、公式の場で大谷選手との交渉を認めたのはこの時が初めてで、会場にいた報道陣が騒然とする中、ロバーツ監督は「正直でありたかった。面談はいい感触だったと思う。翔平の獲得は最優先事項だ」と堂々と話しました。

12月7日 米メディア報道「3球団に絞られた」
そして、ウインターミーティングが終了した12月7日にはアメリカのメディアは「ドジャースブルージェイズ、エンジェルスの3球団に絞られた」などとしてドジャースブルージェイズが獲得を激しく争っていると伝えていました。

来シーズン開幕戦は韓国で ダルビッシュ所属のパドレス
ドジャースは来シーズンの開幕シリーズをダルビッシュ有投手が所属するパドレスと韓国のソウルで対戦する予定です。

大リーグ機構は近年、野球人気の拡大を狙ってアメリカ国外での公式戦の開催を積極的に進めていて、ドジャースパドレスは来シーズンの開幕シリーズを来年3月20日と21日にソウルで行うと発表していました。

パドレスには韓国出身で、ことしアジア出身の内野手として初めてゴールドグラブ賞を受賞したキム・ハソン選手が所属しています。

韓国で大リーグの公式戦が行われるのは初めてです。

対戦相手は同じナショナルリーグの西部地区に所属する人気球団のドジャースで、大谷選手がドジャースに移籍したことによって、この開幕シリーズでいきなり大谷選手とダルビッシュ投手の対戦が実現する可能性も出てきました。

移籍候補だったカナダ・トロントの市民からは落胆の声
大谷翔平選手の移籍先がドジャースに決まったことについて有力な移籍候補のひとつだったブルージェイズの本拠地、カナダ・トロントの市民からは落胆の声が聞かれました。

トロントに住む20代の男性
「彼はすごい選手だし、大学ではみんなが彼のことを話していた。彼が来ないことになって悲しい」

ブルージェイズのファンの20代の男性
「私たちのチームに来て欲しかった。私たちのためにホームランを打って欲しかった」

トロントに住む30代の男性
「本当に残念だよ。ミスターオータニ、トロントに来てくれたら良かったのに。ロサンゼルスで頑張ってください。我々がやっつけてやるぜ」

#大谷翔平ドジャースとの契約を発表 “10年で総額7億ドル”)

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