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天ざる(1250円)

「好人物の夫婦」の続きを読む。ずいぶんと久しぶりで読んで、どんな話だったか忘れていたが、夫の浮気を心配する妻を夫の視点から描いた作品だった。この文庫に収められている11篇は作者の自選だそうだが、なるほど、完成度の高い作品ばかりだ。もっとも私が好きなのはこういう物語仕立ての作品よりも、筋らしい筋のない作品(たとえば「豊年中」とか)の方で、その方が志賀直哉の文体の魅力がいっそう際立つ。高校時代、私はそういう作品を繰り返し読み、なんとか志賀直哉の文体を吸収できないかと思ったものである。

苺あんと削りホワイトチョコのレアチーズケーキ

星新一『ノックの音が』(新潮文庫)の冒頭に一篇「なぞの女」を読む。本書には15のショート・ショートが収められているが、いずれも「ノックの音がした」で始まっている。そこから多様な物語が展開するわけで、中学生の私は、その発想の豊かさに舌を巻いたのはもちろんだが、いまにして思うと、星新一のモダンな文体にも大いに惹かれていたのだと思う。

冒頭の一篇「午後の定食屋」を読む。私が自宅にいる日も昼食は外に食べに出るのは東海林さだおの影響もある(かもしれない)。ただし、彼はカフェごはんというのあまりしないように見受けられる。食堂中心である。彼のフィールドワークのまなざしは社会学者(とくにゴフマン)のようであり、学生には社会学の入門書としても薦めている。

妻がホームセンターから木材を買ってきて自分で本棚を作っていた。

夕食は「マーボ屋」でテイクアウトした。

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#食事#おやつ