フィリピン軍 米軍と南シナ海のパトロール開始 中国けん制かhttps://t.co/7lUoJ54PyN #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 3, 2024
フィリピン軍は3日、アメリカ軍とともに、南シナ海の海域と空域で2日間にわたる合同パトロールを開始したと発表しました。
両国が南シナ海で合同パトロールを実施するのは、フィリピンのマルコス政権では去年11月に続いて2回目です。
今回、フィリピン軍は軍艦4隻を投入し、アメリカ軍は原子力空母の「カール・ビンソン」をはじめ、ミサイル駆逐艦2隻とミサイル巡洋艦1隻、それに複数の戦闘機を投入していて、前回よりも規模を拡大しています。
今回の訓練についてフィリピン軍の制服組トップ、ブラウナー参謀総長は「われわれの同盟はかつてなく強固になった。地域が挑戦に直面する中で、法に基づく国際秩序と自由で開かれたインド太平洋地域を進展させる」と述べ、両国で中国をけん制するねらいがあるものとみられます。
一方、中国軍で南シナ海を管轄する南部戦区は3日夜、3日から4日にかけて南シナ海の海域で定期的なパトロールを行うと発表し「部隊は常に高度な警戒態勢を維持していて、国家の主権と安全、海洋権益を断固として守る」として対抗する姿勢を示しています。
#米比(南シナ海・海域/空域・2日間・合同パトロール・比軍ブラウナー参謀総長「われわれの同盟はかつてなく強固になった。地域が挑戦に直面する中で、法に基づく国際秩序と自由で開かれたインド太平洋地域を進展させる」・中国軍南部戦区は3日「3日から4日にかけて南シナ海の海域で定期的なパトロールを行う」「部隊は常に高度な警戒態勢を維持していて、国家の主権と安全、海洋権益を断固として守る」)
#中比(人民日報「フィリピンが南シナ海で中国の領土を繰り返し侵害しているほか、偽情報を拡散し、外部勢力と結託して問題を引き起こしている」「フィリピンが米国の支持を頼みにして中国を挑発し続けており、そのような極めて危険な行動は地域の平和と安定に深刻な害を与えている」)
ミャンマー軍政、外国人含む9652人に恩赦 独立記念日に合わせ https://t.co/x3B463P22P
— ロイター (@ReutersJapan) January 4, 2024
ミャンマー国営メディアは4日、独立記念日に合わせて外国人114人を含む9652人が恩赦されると伝えた。
軍事政権は声明で「他国との関係維持と人道的見地から外国人受刑者114人が恩赦を受け強制送還される」と述べた。
主要都市ヤンゴンでは釈放を待つ人々が刑務所の外に集まったと地元メディアが報じた。
ミャンマー 独立記念日にあわせ受刑者9600人余に恩赦与えるhttps://t.co/JUScN0fRuo #nhk_news
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ミャンマーで実権をにぎる軍は独立から76年の記念日にあたる4日、受刑者9600人余りに減刑などの恩赦を与えると発表しました。
ヤンゴン市内にあるインセイン刑務所の前には、恩赦の知らせを知った多くの家族が集まり、受刑者が施設の外に出てきていました。
恩赦を受けた受刑者には民主活動家など政治犯が含まれ、このうちフォトジャーナリストの男性は「2年余り刑務所にいたが健康だ。多くの人たちがまだ刑務所にいるので、早く彼らを解放してほしい」と話していました。
ミャンマーでは、去年から少数民族の武装勢力との戦闘が続いていて、軍としては今回の恩赦を通じて、強権的だとの国内外からの批判をかわすねらいがあるとみられます。
一方、軍に拘束されている民主派指導者、アウン・サン・スー・チー氏について、スー・チー氏に近い関係者はNHKの取材に対し「恩赦が与えられたという情報はない」と話し、今回の恩赦には含まれていないとの見方を示しました。
スー・チー氏は、汚職などの罪で有罪判決を受け、一部減刑されたものの、刑期は25年以上残っています。
軍と少数民族の戦闘 国境越え中国側に砲弾着弾か
一方、ミャンマーでは軍と少数民族の武装勢力との間で戦闘が続いているとみられ、中国の一部のメディアは3日、ミャンマーと国境を接する中国雲南省の鎮康県で、国境を越えて砲弾が着弾し、5人がけがをしたと伝えています。ロイター通信が配信した現地の映像からは、道路沿いで突然土煙が上がる様子や、けがをしたとみられる人が横たわっている様子などがわかります。
今回のケースについて、中国外務省の汪文斌報道官は4日の会見で「強烈な不満を表明する」と述べたうえで、ミャンマー側の関係する勢力に再発の防止を求めました。
中国外務省は先月、中国の仲介でミャンマー軍と少数民族側が一時的に停戦することで合意したと発表しましたが、実際にはその後も戦闘が続いているとみられます。
ミャンマー衝突で砲弾が中国領内に着弾、5人負傷=環球時報 https://t.co/49SenE3msR
— ロイター (@ReutersJapan) January 4, 2024
ミャンマー軍と反政府勢力の戦闘が続く中、3日に砲弾が国境を越えて中国領内に着弾し5人が負傷した。中国共産党系紙の環球時報がソーシャルメディアに動画を投稿した。
それによるとミャンマー北東部コーカン地区ラウカイから砲弾が飛来し、午後2時(日本時間午後3時)頃に雲南省鎮江市近郊に着弾したことを同市の当局者が確認した。負傷した5人は病院に搬送されたという。
シャン州のコーカン地区は長年にわたって情勢が不安定で、2015年にも政府軍と反政府勢力の戦闘中に砲弾が雲南省に着弾。中国人1人とミャンマー人4人が負傷した。
ミャンマー北部では昨年10月下旬以降、軍と反政府勢力の武力衝突が激化し、中国は繰り返し停戦協議を呼びかけている。
#ミャンマー(少数民族武装勢力一斉攻撃・砲弾が中国領内に着弾・5人負傷)
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