ECB、3月会合で文言変更 6月利下げに道=関係筋 https://t.co/3zFgVoLHej
— ロイター (@ReutersJapan) January 26, 2024
欧州中央銀行(ECB)は25日の理事会で金利据え置きを決定したものの、次回の理事会で文言を変更する可能性があり、今後の経済指標でインフレ収束が確認されれば、6月にも利下げに踏み切る可能性があることが複数の関係筋の話で分かった。
ECBは今回の理事会で3会合連続となる据え置きを決定。「政策金利が必要な限り十分に制約的な水準に設定されることを確実にする」とし、金融緩和を検討し始めていることは示唆しなかった。 もっと見る
ただ関係筋は、インフレと賃金に関するデータでインフレ率がECBが目標とする2%に向かっていることが確認されれば、最初の利下げを討議し始める時期が近づいていることをECB当局者は承知していると指摘。こうしたシナリオが現実のものになれば、ECBは新たな経済予測を発表する3月7日の理事会でトーンを変更し、6月の利下げ実施に道を開くとの見方を示した。
ECB理事会後のラガルド総裁発言要旨 https://t.co/4r5knRvaDy
— ロイター (@ReutersJapan) January 25, 2024
欧州中央銀行(ECB)は25日の理事会で、政策金利の据え置きを決定した。据え置きは3会合連続で予想通り。インフレ対策へのコミットメントを改めて確認し、金融緩和を検討し始めていることは示唆しなかった。
理事会後のラガルド総裁の記者会見での発言は以下の通り。
<経済の停滞>
ユーロ圏経済は2023年第4・四半期に停滞した可能性が高い。入手されるデータは短期的に弱さを示唆し続けている。
<インフレ率は低下傾向>
ほぼ全ての基調的なインフレ指標は12月に一段と低下した。
<成長の下方リスク>
経済成長に対するリスクは依然として下方に傾いており、金融政策の効果が予想以上に強くなれば、成長率は低下する可能性がある。
<エネルギー価格がカギ>
エネルギー価格が、原油およびガス価格の先行きに対する市場予想の最近の下方シフトに沿って推移すれば、インフレ率は短期的にさらに急速に低下する可能性がある。
<会合ごとに意思決定>
われわれはデータに依存しており、会合ごとに意思決定を行っている。
<紅海>
(紅海での)紛争が一段と発展すれば、さらなるリスクが生じることは明らかだ。
<利下げ>
利下げを議論するのは時期尚早だというのが理事会でのコンセンサスだ。われわれはデータに依存していることを再確認した。
<賃金トラッカー>
賃金トラッカーで見られるのは安定化だ。実際、求人件数のわずかな減少も見られる。
<さらなるディスインフレが必要>
われわれの政策軌道を総括的に評価する上で、インフレが実際に適時かつ持続可能な形で目標に達すると十分な確信を得るためにディスインフレのプロセスがさらに進む必要がある。
<声明から特定の文言の削除について>
文言を幾分簡素化し、言葉を減らそうと努めている。
<適切な政策決定>
中立金利は、その水準に到達するまで分からない。予測や想定はせず、インフレが中期的な目標である2%に到達するよう適切な政策決定を行うことが金融政策担当者としての責任と考える。
<賃金の方向性は良好>
賃金の伸びは鈍化しており、われわれの観点からすると、方向性としては良好だ。
ヨーロッパ中央銀行 主要な政策金利 3回連続で据え置きhttps://t.co/BvPqm5YUsB #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) January 25, 2024
ヨーロッパ中央銀行は25日、本部があるドイツのフランクフルトで金融政策を決める理事会を開き、主要な政策金利を現在の4.5%のまま据え置くことを決めました。
金利の据え置きは、去年10月の会合以降、3回連続です。
ユーロ圏の先月の消費者物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.9%の上昇と8か月ぶりに伸び率が拡大していて、今回の決定は高い金利の水準を維持し根強いインフレを抑え込む姿勢を強調した形です。
また、ヨーロッパ経済は経済大国ドイツの去年のGDP=国内総生産の伸び率が物価の影響を除いた実質で3年ぶりのマイナス成長となるなど不透明感が強まっています。
今後について声明では「政策金利の適切な水準と期間を決定するため、引き続きデータに依拠する」としていて、ヨーロッパ中央銀行としては金融引き締めの経済への影響と物価動向などを見極めながら政策運営にあたる方針です。
ラガルド総裁 政策金利の引き下げ「議論は時期尚早」
理事会のあとの記者会見でヨーロッパ中央銀行のラガルド総裁は、紅海周辺の海域でイエメンの反政府勢力フーシ派が船舶への攻撃を繰り返していることについて「輸送コストや手数料が増加していることは承知している。もしこの地域の紛争が拡大すれば、海運の混乱の問題がさらに高まるリスクがある」と指摘し、状況を注視する考えを示しました。また、政策金利の引き下げについて議論したかどうかについて問われ「それを議論するのは時期尚早だというのが、理事会の一致した意見だ」として当面は現状の金利水準を維持するという見通しを明らかにしました。
#ECB(政策理事会・240125・主要な政策金利・ 3回連続据え置き・ラガルド総裁「政策金利の引き下げについて議論するのは時期尚早だというのが、理事会の一致した意見だ」」)
#ECB(政策理事会・231214・主要な政策金利・2回連続据え置き・ラガルド総裁「インフレ率はここ数か月低下しているが、再び上昇する可能性が高い」「ことしは5.4%となるのに対し、来年は2.7%、再来年は2.1%と、物価目標の2%に向けて徐々に低下する」「警戒を解くべきか。いや絶対に警戒を緩めるべきではない「利下げについてはまったく議論していない。議論も討論もなかった」)
ドイツ「作られた反極右デモ」への違和感…国民の怒りは「政府の怠慢」に向かっていたはずなのに : https://t.co/kjbTLA5Vri #現代ビジネス
— 現代ビジネス (@gendai_biz) January 25, 2024
#ドイツ(「ドイツのための選択肢(AfD)」の移民政策に対する抗議デモ・警察「約10万」主催「20万人・「作られた反極右デモ」への違和感)
#ドイツ(ドイツのための選択肢(AfD)アリス・ワイデル党首「政権に就いたら、EU離脱 'Dexit' についての国民投票を行いたい」)
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