https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

d1021.hatenadiary.jp

#天皇家

d1021.hatenadiary.jp

次世代のコンピューター「量子コンピューター」をめぐり実用化に必須とされている誤作動による計算ミスを、光のパルスを特殊な状態にすることで修正する機能を持たせた「量子ビット」の開発に成功したと東京大学などが発表しました。光を使った量子コンピューターの実用化に向けて大きく前進する成果だとしています。

桁違いの計算能力の高さを持ち、次世代のコンピューターとして期待されている量子コンピューターは、周辺環境などからのノイズに弱く誤作動が起きるため、計算の途中でミスを修正していく「誤り訂正」の機能を持たせることが、実用化には必須の課題の一つとされています。

光を使った量子コンピューターの研究を進めている東京大学の古澤明教授などの研究チームは、光のパルスを特殊な状態にすることで、計算を担っている「量子ビット」に「誤り訂正」を行う機能を持たせることに成功したとして、アメリカの科学雑誌に論文を発表しました。

この「量子ビット」の「誤り訂正」機能をさらに改良できれば、ほかの方式の量子コンピューターよりも、はるかに効率的に計算ミスを減らすことができ、将来的に光を使った量子コンピューターを実用化レベルまで引き上げることが期待できるということです。

研究チームの古澤教授は「全く新しい方法を実証したパラダイムシフトであり、光の量子コンピューター開発における節目だ」と話しています。

JAXA宇宙航空研究開発機構は今月、月面への着陸に成功した無人探査機「SLIM」について地上との通信を再び確立し、月面からの新たな画像の取得に成功したと明らかにしました。探査機は着陸後、搭載していた太陽電池の発電ができず、復旧に向けた作業が続けられていましたが、今後、月面を特殊なカメラで撮影するなど月の起源を探る調査を進めることにしています。

今月20日未明に世界で5か国目となる月面への着陸に成功した日本の無人探査機「SLIM」は、その後のデータの解析で着陸目標地点との誤差を100メートル以内とする世界初の「ピンポイント着陸」に成功したことも判明しています。

一方、着陸直前に2基のメインエンジンのうち、1基になんらかの異常が発生し、想定とは異なる姿勢で月面に着陸したことから、探査機に搭載された太陽電池に太陽光があたらず、発電ができていませんでした。

このためJAXAはいったん探査機の電源を切り、今後、太陽電池に太陽光が当たって電力が復旧すれば、探査機が自動的に起動して運用を再開できる可能性があるとして復旧に向けた作業を続けてきましたが、29日朝、地上と探査機との通信を確立することに成功し、運用を再開したと明らかにしました。

すでに科学観測を始めているということで、探査機に搭載されている特殊なカメラを使って月面にある岩石を撮影した画像を合わせて公開しました。

この画像は、これまでに得られた画像データから観測対象として絞っていた6つの岩石のひとつで、「トイプードル」と名付けられた岩だということです。

JAXAは今後、こうした月面での調査を続けることにしています。

「トイプードル」と名付けられた岩
これはSLIMとの通信が復旧した後に新たに送ってきたものだとしてJAXAが旧ツイッター、Xの公式アカウントに掲載した画像です。

ゴツゴツとした月面の岩の表面の様子が写し出されていますが、これはこれまでに得られた画像データから観測対象として絞っていた6つの岩のひとつで、電源が復旧したあとにSLIMに搭載された特殊なカメラを使って撮影できたものだということです。

JAXAは観測対象の岩の相対的な大きさをイメージしやすいようにそれぞれ犬の種類になぞらえて「あきたいぬ」や「セントバーナード」などと愛称を付けていて、このうち掲載された画像は「トイプードル」と名付けられた岩です。