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ポーランドの治安当局は、今月11日、ファーウェイの現地法人の中国人の幹部を中国政府のためにスパイ活動をしていたとして逮捕したと明らかにし、ファーウェイは、この社員を解雇すると発表したうえで社員の容疑と会社との関係を否定しています。

これについて中国外務省の華春瑩報道官は14日の記者会見で「ファーウェイの声明などが個別の事件だとしていることに留意している」と述べるにとどめ、中国政府との関わりなど詳しい説明は避けました。

そのうえで、華報道官は「ポーランド側には直ちに中国の領事による面会を手配するとともに、事実に基づき法律にのっとって処理するよう求める」と述べて適切な対応を求めました。

一方、ファーウェイをめぐって中国によるスパイ行為やサイバー攻撃につながる懸念があるとして、製品を締め出す動きが広がっていることについては「関係各国にはファーウェイを含む中国企業に対するデマや不当な圧力を停止するよう促す」と述べて改めて反発しました。

https://d1021.hatenadiary.jp/entry/2019/01/13/200330(ファーウェイ ポーランドでスパイ容疑の社員を解雇)

中国の無人の月面探査機「嫦娥4号」は今月3日、世界で初めて月の裏側に着陸し、搭載していた探査車の「玉兎2号」を月面に降ろして地質構造や資源などを調査しています。

これについて国家宇宙局の呉艶華副局長が14日、北京で会見し、「歴史上初めて月の裏側に着陸し探査を行っている」と述べて意義を強調しました。また、ことしの年末ごろに新たに「嫦娥5号」を打ち上げ、月の岩石などのサンプルを地球に持ち帰るほか、今後も継続して探査機を打ち上げ、月の南極などで探査を進めていくと強調しました。

そして、将来的に打ち上げる予定の嫦娥8号」では「各国と共同で月面基地を作るために初期段階の探査を行う」と述べ、各国が検討している月の基地の建設に向けた調査を国際的に協力して進めていく姿勢を示しました。

月の探査をめぐっては、アメリカもトランプ大統領が月を周回する軌道に宇宙開発のための新たな拠点を作るよう、おととし12月に指示しています。