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兵庫県宝塚音楽学校で110期生の卒業式が行われました。この中で理事長は、去年、宝塚歌劇団の劇団員が死亡した問題に触れたうえで「皆さんが安心して舞台に立つことができるよう、時代に合わないことは改善していきたい」と述べました。

宝塚音楽学校で行われた卒業式には、2年間、歌やダンスのレッスンに励んだ110期生の39人が黒の紋付きに緑のはかまという音楽学校の正装で出席し、卒業証書を受け取りました。

式典で中西達也校長は「昨年、宝塚歌劇団で心痛める悲しい出来事が起き、生徒の皆さんはなかなか集中しにくい状況となったが、それぞれが宝塚の舞台に立ちたいという強い思いを持ち続け、研さんを重ねた。厳しい舞台の世界を目指す上でプロとしての自覚と覚悟を持ってほしい」と式辞を述べました。

また、村上浩爾理事長は「皆さんが安心して舞台に立つことができるよう時代にあわないことは組織風土改革を通じて改善していきたい」と述べました。

式典のあと卒業生総代の田良結芽さんは「憧れ続けた宝塚の舞台で彩りをそえられるような娘役になりたい。歌で皆さんに幸せを届けたい」と話していました。

卒業生たちは1日から歌劇団に入団し、今月から始まる月組の公演で初舞台を踏むことになっています。

劇団員が死亡した問題をめぐっては、遺族側が主張する15件のパワハラについて歌劇団側がその多くがパワハラに該当すると認めたものの双方の主張には隔たりもあり、協議が続いています。

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