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宝塚歌劇団の団員を養成する宝塚音楽学校の入学式には、およそ23倍の難関を突破した新入生40人が出席しました。

式では、小林公一校長が「きょうが夢に向かっての第一歩です。立派な舞台人になり、社会人になることが支えてくれた人への恩返しになります。自覚を持って日々を過ごしてください」と式辞を述べました。

これを受け、新入生代表の関谷美咲さんが「清く、正しく、美しくの教えを守り、限りない芸の道に精進することを誓います」と抱負を述べました。

このあと、新入生たちは1人ずつ先輩の在校生から宝塚音楽学校の校章をつけてもらうと、感激した表情を浮かべていました。

福岡市出身の新入生の西村日向子さんは「夢が現実になったと実感するとともに、身の引き締まる思いがします。『令和』で初めての音楽学校生として、頑張っていきたい」と話していました。

新入生は、歌やダンスなど舞台の基礎を学び2年後の初舞台を目指します。

在宅起訴されたのは、宝塚歌劇団星組で3年前までトップスターを務めていた北翔海莉さんの母親で、私設ファンクラブを運営していた吉野博子被告(67)です。

起訴状などによりますと、吉野被告は、3年前にファンクラブの会費収入やDVDや写真集などの販売で得たおよそ1億1700万円の所得を隠し4700万円余りを脱税したとして、所得税法違反の罪に問われています。

千葉地方検察庁は、東京国税局からの告発を受けて捜査を進めていました。

関係者によりますと、宝塚歌劇団には公式のファンクラブのほかにトップスターなどそれぞれの劇団員を応援する私設のファンクラブが複数存在し、チケットを独自に販売したり、劇団員と直接触れ合えるお茶会を主催したりしているということです。

検察は吉野被告の認否について明らかにしていません。