タイ選管 憲法裁判所に「前進党」の解党命じるよう求める決定https://t.co/tIpr1dHy3M #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) March 12, 2024
タイで去年行われた総選挙で王制改革などを掲げて第一党となった民主派の「前進党」について、選挙管理委員会は、国王を元首とする体制の転覆を図ったとして、解党を命じるよう、憲法裁判所に求めることを決めました。解党となれば支持者の激しい反発も予想され、今後の裁判所の判断が焦点となります。
タイの選挙管理委員会は民主派の「前進党」について、解党を命じるよう憲法裁判所に求めることを全会一致で決めたと12日に発表しました。
決定の理由について選挙管理委員会は「前進党が国王を元首とする民主主義体制の転覆を図ったと信じるに足る証拠がある」としています。
前進党は、去年5月の総選挙で王室への中傷を禁じる不敬罪の改正などを公約に掲げて第一党に躍進しましたが、連立政権の枠組みからは排除されて野党となり、その後、保守派の一部から解党を求める声が上がっていました。
前進党の政策については憲法裁判所がことし1月、憲法に違反するとの判断をすでに示していますが、今回の決定を受けて、憲法裁判所は解党の是非について判断することになります。
前進党の広報担当者は「解党を回避するために最後まで最善を尽くす」と述べましたが、解党となれば、若者層など支持者の激しい反発を招くことも予想され、今後、憲法裁判所が解党を命じるのか、その判断が焦点となります。
同氏はタクシン元首相の妹だ。タクシン派の「タイ貢献党」は現在与党。権力乱用などで有罪判決を受けたタクシン氏も、このほど減刑され、仮釈放された。
タイの憲法裁判所は、民主派の最大野党「前進党」が王室への中傷を禁じる不敬罪の改正を選挙公約に掲げたことを憲法違反とする判断を示しました。これを受けて保守派の元議員らは1日、選挙管理委員会に前進党の解党を求める請願書を提出し、今後の判断が注目されます。
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