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自民党の二階元幹事長は、派閥の政治資金パーティーをめぐる問題でみずからの政治責任を明確にするため、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしました。

自民党の二階元幹事長は25日午前、党本部で記者会見を開きました。

冒頭、二階氏は派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について「政治不信を招く要因となったことに対し改めて国民と地元の皆さまに深くおわび申し上げる。派閥の会計責任者と私の秘書が刑事処分を受けているが、政治責任は当然、すべて監督責任者の私自身にある」と述べました。

その上で、みずからの政治的な責任を明確にするため、次の衆議院選挙に立候補しない考えを明らかにしました。

岸田総理大臣には25日朝、電話で意向を伝えたとしています。

そして、自身が政界を引退するかどうかや後継者選びについては、地元の県連などに委ねる考えを示しました。

一方、残りの任期については「有権者から負託された議席があり、国土強靭化や大阪・関西万博の準備などに力を尽くす考えだ」と述べました。

また、党執行部が関係議員の処分を検討していることが今回の判断に影響したのかを問われ、「影響はない。みずからが決めたことだ」と説明しました。

さらに離党の考えがあるかを問われ、二階氏の側近で会見に同席した林・元経済産業大臣が代わりに「ない」と答えました。

このほか政治倫理審査会に出席しないのかを問われ、林氏は「二階氏はお金の使いみちを明らかにしており、審査会に出なくても分かってもらえると判断している。代わりに事務総長の武田・元総務大臣が出席して話した通りだ」と述べました。

当選13回 二階氏のこれまで
二階氏は衆議院和歌山3区選出の当選13回で85歳。和歌山県議会議員などを経て昭和58年の衆議院選挙で初当選しました。

平成5年に自民党を離党し、新進党自由党などを経て、平成15年に復党し、経済産業大臣や党の総務会長などを歴任し、平成28年からは歴代最長の5年余りにわたって党の幹事長を務めました。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題では、二階氏の秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴され、先月、有罪が確定しました。

今回の問題を受けて、党が行ったアンケートには政治資金収支報告書に記載していなかった派閥のパーティー券収入がおととしまでの5年間で3526万円あったと報告しています。また会長を務めていた二階派はことし1月に解散を決めています。

官房長官「ご自身の判断によるもの」
官房長官は午前の記者会見で「今回の表明についてはご自身の判断によるものと受け止めており、政府としてコメントすることは控えたい」と述べました。

小池都知事「二階先生らしいご決断」
自民党の二階元幹事長と、新進党自由党、保守党、そして自民党を通じて旧知の間柄の東京都の小池知事は「とても長いおつきあいでございました。いろいろと支援していただきました。けさ、次、ご出馬なさらないと聞きまして驚くとともに、二階先生らしいご決断だなと思いました。これからもいろいろと教えていただくことも多いかと思いますし、また、地元にかける思いなど多くも学ばせていただいておりますことを、私もこの東京で生かしていきたいと思います」と話していました。

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