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自民党の総裁選挙は、小泉進次郎氏が8月中に立候補を表明する方向で検討に入りました。すでに複数の議員が月内に表明する方針を決めているのに加え、意欲を示す議員らも推薦人の確保に向けた働きかけを続けています。

岸田総理大臣の後任を選ぶ9月の自民党総裁選挙に向けて、立候補に意欲を示す小泉進次郎氏は、これまでみずからに近い議員と対応を協議してきました。

その結果、8月中に立候補を表明する方向で検討に入りました。

同じ神奈川県連に所属し、近い関係にある菅前総理大臣が支援する見通しです。

総裁選挙に立候補を表明したのは、小林鷹之氏ひとりで、小林氏は22日、渡海政務調査会長に立候補表明を報告しました。

また、立候補を表明する方針を決めているのはこれまでに3人で、▽石破元幹事長が、24日地元・鳥取の神社で、▽河野デジタル大臣が、週明けの26日に東京で表明するのに続き、▽林官房長官は、27日にも表明する方向で調整しています。

さらに、▽高市経済安全保障担当大臣は、近い議員が「推薦人の確保にメドがついた」としていて、表明する時期を探っています。

これに加えて、立候補に意欲を示す議員らも推薦人の確保に向けた働きかけを続けています。

▽加藤元官房長官は、22日二階元幹事長と会談し、推薦人確保の状況などを報告しました。

▽上川外務大臣は、岸田総理大臣と会談したあと記者団に「新しい挑戦に励ましのことばをいただいた」と述べました。

また、▽野田聖子氏は、二階氏や森山総務会長と会談し、活動の状況を報告しました。

総裁選挙に向けては、▽茂木幹事長や▽齋藤経済産業大臣も、それぞれ近い議員らと推薦人の確保や立候補表明の時期の検討を進めています。

一方、22日夜は、旧安倍派出身のおよそ20人が東京都内のホテルで会合を開くなど、親交のある議員どうしで支持する議員や党内情勢をめぐって情報交換する動きも活発になっています。

自民党は、次の衆議院選挙の和歌山2区で、二階元幹事長の三男の伸康氏を擁立することを決めました。

次の衆議院選挙の和歌山2区について、自民党は、二階元幹事長が派閥の政治資金パーティーをめぐる問題の責任を取って立候補しない考えを示したことから、新たな候補者の選定を進めてきました。

そして、23日、党本部で茂木幹事長や小渕選挙対策委員長らが会議を開き、二階氏の秘書で三男の伸康氏を擁立することを決めました。

このあと伸康氏は記者団に対し「挑戦者としていつ選挙があってもいいよう準備していきたい。有権者の声にしっかりと耳を傾け、現場に足を運んで声を聴く活動に徹していく」と述べました。

和歌山2区ではこのほか、いずれも新人で、共産党の楠本文郎氏、無所属の小西彦治氏が立候補する意向を表明しています。

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