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大リーグ、ドジャース大谷翔平選手の専属通訳を務めていた水原一平氏が大谷選手の口座から不正に送金したとされる問題で、アメリカの有力紙は口座の取引の通知が本人に届かないよう、設定を変更できたと捜査当局がみていると伝えました。水原氏は罪を認める方向で交渉を進めているということです。

この問題では違法賭博に関わっていたとされる水原氏が大谷選手の口座から本人に気づかれずに多額の送金ができたのかどうかが焦点の1つになっています。

ニューヨーク・タイムズが10日、匿名を条件に3人から聞いた話として伝えたところによりますと捜査当局は大谷選手の銀行口座について本人に取引の通知が届かないよう水原氏が設定を変更できた証拠をつかんだとみているということです。

水原氏は開幕戦が行われた韓国からドジャースの本拠地があるアメリカ・カリフォルニア州に戻った際、飛行機から降りた後に当局者に呼び止められましたが拘束はされなかったということです。

記事では、水原氏が罪を認める方向で交渉していて、捜査は終わりに近づきつつあるとしています。

また、捜査当局は最近、大谷選手から水原氏との関係について話をきいたということです。

ニューヨーク・タイムズ「水原氏が連邦判事の前で罪を認めれば、自分の金に何が起きたか知らなかったという大谷選手の説明が裏付けられるだろう」と伝えています。

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