イスラエル、ガザ全域で攻撃激化 米は飢餓リスクを警告 https://t.co/5SHdjFxMRQ
— ロイター (@ReutersJapan) April 23, 2024
イスラエル軍は23日、パレスチナ自治区ガザ全域で攻撃を激化させ、ここ数週間で最も激しい砲撃を実施した。同時にガザ北部は「危険な戦闘地域」と警告し、住民らに対し新たな避難命令を発令した。
中部および南部では空爆のほか、戦車からの砲撃も報告され、攻撃はほぼ絶え間なく行われたという。
イスラエル軍報道官はXへの投稿で、ガザ北部の4地区の住民に対し、指定された2つの地域にある避難所に移動するよう要請。イスラエル軍は同地域の「テロリストのインフラと破壊分子に対し極めて強力な部隊で対応する」と述べた。
イスラエル軍はその後「イスラム組織ハマスとは全く対照的に、イスラエル国防軍(IDF)は国際法に従い、民間人の被害を軽減するために実行可能な予防措置を講じている」とする声明を発表した。
米国の人道問題担当特使デビッド・サッターフィールド氏は米ワシントンで記者団に対し、ガザ地区の特に北部で飢餓が発生するリスクが「極めて高い」と言及。イスラエルに対し、飢餓を回避するためにあらゆる措置を講じるよう求めた。
こうした中、ハマスの軍事部門「アル・カッサム旅団」のアブ・ウバイダ報道官はこの日、あらゆる戦線で戦闘をエスカレートさせるよう呼びかけた。
レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラは、イスラエル北部にあるイスラエル軍基地に対しドローン(無人機)攻撃を開始したと発表。イスラエル軍の攻撃で戦闘員1人が死亡したことへの報復とした。
イスラエル軍は基地に対するヒズボラの攻撃を認識していないとしたが、これに先立ち、イスラエル北部の沖合で「空中目標」2機を迎撃したと発表していた。
イスラエル軍は23日、レバノン南部に対するイスラエルの空爆によりヒズボラの戦闘員2人が死亡したと発表した。その後、ヒズボラは戦闘員1人の死亡を確認したが、詳細は明らかにしなかった。
イスラエル軍 ガザ地区北部の町の一部住民に退避通告https://t.co/aB59b2cWNv #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 23, 2024
イスラエル軍はガザ地区での攻撃を続けていて、23日には北部の町の一部の住民に退避するよう通告を出しました。一方、南部ハンユニスの病院で多数の遺体が見つかった問題で、中東のメディアはこれまでに少なくとも310人の遺体が見つかったと伝えています。
イスラエル軍はガザ地区各地でイスラム組織ハマスに対する攻撃を続けていて、23日には北部の町、ベイトラヒヤの一部の住民に指定する場所まで退避するよう通告を出しました。
イスラエル軍はガザ地区北部をほぼ制圧したとしていましたが、その後も、ハマスの戦闘員などとのゲリラ戦が続いていて、この地域への攻撃を一層強める構えを示した形です。
一方、イスラエル軍が今月初めに部隊を撤収させた南部ハンユニスにあるナセル病院では多数の遺体が埋められているのが見つかっています。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは23日、これまでに少なくとも310人の遺体が見つかったと伝えています。
ガザ地区の地元当局はイスラエル軍が遺体を埋めたと非難しています。
これに対してロイター通信はイスラエル軍が「根拠がない」と述べたうえで「以前パレスチナ人が埋葬した遺体を、人質捜索のために調査し、元の場所に戻した」との主張を伝えています。
イスラエル軍はイランが支援する隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘を続けていて、23日にはヒズボラの幹部を空爆で殺害したと発表しました。
ヒズボラはこれに対する報復として国境から20キロほど南にある町アッコ近郊のイスラエル軍の基地にドローン攻撃を仕掛けたとして応酬が続いています。
あらゆる戦線で戦闘拡大を、ハマス軍事部門が呼びかけ https://t.co/QerUWr2emi
— ロイター (@ReutersJapan) April 23, 2024
イスラム組織ハマスの軍事部門「アル・カッサム旅団」のアブ・ウバイダ報道官は23日、あらゆる戦線で戦闘をエスカレートさせるよう呼びかけた。
パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとハマスの戦争開始から200日という節目にアルジャジーラテレビで演説し、4月13日のイランによるイスラエルへの攻撃を称賛。無人機(ドローン)とミサイルによる直接的な攻撃は「新たなルールを設定し、重要な方程式を描き、敵とその背後にいる者たちを混乱させた」と述べた。
またヨルダン川西岸とヨルダンを「最も重要なアラブ戦線の一つ」とし、両地区での戦闘を拡大するよう要請。「われわれはヨルダン国民に対し、行動を強め、声を上げるよう呼びかける」とした。
さらにハマスは現在進行中の停戦交渉において、イスラエルが軍事攻撃を停止し、ガザから軍を撤退させ、避難民がガザ北部に戻ることが認められ、封鎖が解除されるという要求を堅持していると指摘。イスラエル側が人質交換協定の締結を遅らせており、停戦合意に向けた取り組みを妨害しようとしているとした。
国内のハマス拠点、「交渉続く限り」閉鎖せず カタール https://t.co/YhhDaF0fxl
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) April 24, 2024
中東カタールが首都ドーハにあるイスラム組織ハマスの事務所を閉鎖するかどうかについて、まだ決定していないことがわかった。同国外務省のアンサリ報道官が23日、明らかにした。カタールは、ハマスとイスラエルが行っている人質解放とパレスチナ自治区ガザ地区での停戦をめぐる交渉について、合意達成に向けた双方の関与を疑問視している。
カタールはハマスとの関係をめぐり、イスラエルや米国の政治家から圧力を受けている。カタールは、ハマスとの意思疎通の経路が開いているならば、ドーハの事務所を閉鎖する必要はないとの考えを示した。
アンサリ報道官は、仲介の取り組みが行われており、事務所がそうした役割を果たしているのであれば、事務所を閉鎖する正当な理由はないと述べた。
アンサリ報道官は「双方に対し、交渉において、より柔軟で真剣な姿勢を示すよう求めている」と語った。
ハマスとイスラエルとの間の間接的な交渉は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。交渉に進展がないことに加えて、カタールとハマスの関係に対する批判もあり、カタール政府は交渉の仲介役としての役割を再考する必要に迫られている。
ハマス、拠点のカタール離れると思わず=トルコ大統領 https://t.co/3hKLrhX3rA
— ロイター (@ReutersJapan) April 24, 2024
トルコのエルドアン大統領は23日、パレスチナのイスラム組織ハマスが拠点としているカタールを離れるとは思わないと述べ、カタールがハマスの出国を望んでいることを示す兆候も見られないと指摘した。
ハマスがカタールを離れる可能性やカタール側から出国を求められる可能性を示唆する報道について、記者団の質問に答えたと大統領府が明らかにした。
トルコはこれまでにハマス幹部を受け入れた経緯があり、パレスチナ自治区ガザの戦闘を巡りイスラエルを非難し、停戦を求めている。
エルドアン氏はハマスを「解放運動」と呼んでおり、20日にイスタンブールでハマスの指導者イスマイル・ハニヤ氏と会談した。
エルドアン氏は「重要なのはハマス指導者がどこにいるかではなく、ガザの状況だ。カタールは家族に対するような誠実さをハマスに持っている。当面、この態度が変化するとは思わない」と述べた。
🇹🇷🦃エルドアンは🇮🇱ネタニヤフ首相をアドルフ・ヒトラーになぞらえイスラエルの指導者はその犯罪に対する説明責任から逃れる事はできないだろうと述べた。
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) April 24, 2024
彼がどこまで逃げようとも私達は彼を追いかける。いつの日か正義は無実の人々や抑圧された人々の為に問うだろう。… pic.twitter.com/mygCON6hiY
🇹🇷🦃エルドアンは🇮🇱ネタニヤフ首相をアドルフ・ヒトラーになぞらえイスラエルの指導者はその犯罪に対する説明責任から逃れる事はできないだろうと述べた。
彼がどこまで逃げようとも私達は彼を追いかける。いつの日か正義は無実の人々や抑圧された人々の為に問うだろう。
もし正義が問わないなら歴史が問うだろう…とトルコの指導者は語った。🐸ユダヤ人がヒトラーと呼ばれ責められる。白人が黒人に、男性が女性に…LGBTがノンケに…
弱者と強者が入れ替わり同じ結果が訪れる。
弱い立場、被害者の立場の方が有利だと隠れていた強者は本当に弱者となり逆に強がっていた弱者は強者となる。今天秤は振れている…⚖️
イスラエルがイラン攻撃なら状況一変、シオニスト政権消滅へ=ライシ大統領 https://t.co/Z5kvr4n4Gj
— ロイター (@ReutersJapan) April 23, 2024
イランのライシ大統領は23日、イスラエルがイラン領土を攻撃すれば状況が一変し、「シオニスト政権」は消滅する結果になるだろうと述べた。イラン国営通信(IRNA)が報じた。
22日から3日間の日程でパキスタンを訪問しているライシ大統領は、同国の都市ラホールで講演し「イランはパレスチナの抵抗を今後も名誉ある形で支援していく」と述べた。
🇪🇺ボレル🗣️ガザ地区のインフラを2024年1月時点の状態に戻すには900億ドルかかる。
— morpheus🪖Reloaded⚔️地滑り的勝利への覚醒🏆 (@Reloaded7701) April 24, 2024
🐸みな世界中で金の話ばかりしている。 pic.twitter.com/ZNpoBQI0iV
#パレスチナ(ガザ地区・ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・200目②)
【24日随時更新】イスラエル軍 ガザ地区北部の住民に退避通告https://t.co/MKalM83SMo #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 24, 2024
ガザ地区 人道支援物資搬入量増える傾向も 衛生環境悪化おそれhttps://t.co/4lebXsPf9v #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) April 24, 2024
国連は、イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナのガザ地区では、人道支援物資の搬入量が増える傾向にあるとしつつも、これからの暑さに伴って衛生環境が悪化するおそれがあると指摘しました。イスラエル軍が攻勢を強める構えを見せる中、人道危機がさらに深まることが懸念されています。
イスラエル軍とハマスとの戦闘が続くガザ地区では、およそ170万人が住む家を追われ、イスラエル軍が地区の封鎖を強める中で、食料や飲み水、医療物資が不足しています。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長は23日の会見で、人道支援物資を運ぶためにガザ地区に入ったトラックの台数が22日には一日で316台に上るなど増える傾向にあり、状況に改善がみられるという認識を示しました。
ただ、UNRWAは、必要な支援を届けるには一日に500台以上が地区に入る必要があるとしています。
また、ラザリーニ事務局長は、多くの住民が避難している地域では、ゴミの処理が大きな課題となっていて、これからの暑さに伴って衛生環境が悪化し、病気がまん延するおそれがあると指摘しました。
一方、イスラエル軍は24日もガザ地区の広い範囲で空爆などを続けていて、ガザ地区の保健当局はこれまでに3万4183人が死亡したとしています。
イスラエル軍は多くの住民が避難する南部ラファへの地上作戦を含めガザ地区への攻勢を強める構えを見せる中、人道危機がさらに深まることが懸念されています。
イスラエル、ラファ侵攻準備 民間人避難へテント調達 https://t.co/xU01k05TDZ
— ロイター (@ReutersJapan) April 24, 2024
イスラエル国防省はパレスチナ自治区ガザ南部のラファへの侵攻を控え、民間人避難のためテントを調達した。関係筋が24日明らかにした。約1カ月かけて避難させる計画という。
調達したテントは4万張で、1張に10─12人を収容できる。ラファにはガザ地区内から100万人以上の避難民が集まっている。
政府筋によると、イスラエルは米国と数週間にわたって民間人の保護について協議し、テントを購入した。
オンライン上には、ラファから5キロメートル離れたハンユニスに白い四角いテントが並んでいる様子を映したとみられる動画が投稿されている。
ロイターはこの動画の真偽を検証できなかったが、衛星情報会社マクサーの画像によると、今月7日まで空き地だったハンユニスの土地に複数のテントが設営されている。
政府筋によると、イスラエルの戦時内閣は2週間以内に閣議を開き、ラファ侵攻の第1段階として民間人の避難計画を承認する。
<国内メディア、近くラファ侵攻と報道>
イスラエルの複数のメディアは24日、同国軍が近くラファに侵攻すると報じた。ラファに避難しているパレスチナ民間人を避難させる準備が進められているという。
イスラエルはラファがイスラム組織ハマスの最後のとりでになっていると主張。米国がラファ侵攻に反対しているため、ここ数週間、侵攻を延期してきたが、国内紙イスラエル・ハヨムは政府の決定を引用し、同国軍が「近く」ラファに侵攻すると報じた。他の複数の国内メディアも同様の内容を伝えた。
イスラエルの首相府コメントは取れていない。
ドイツ、UNRWAとの協力を再開へ 改革案受け入れを歓迎 https://t.co/xFXGuJkyJt
— cnn_co_jp (@cnn_co_jp) April 24, 2024
ドイツは24日までに、パレスチナ自治区ガザ地区で活動する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)との協力を再開すると発表した。
独外務省は、UNRWAがコロナ前仏外相主導の提言を受け入れ、改革を迅速かつ全面的に実行すると表明したことを歓迎。すでに資金拠出を再開しているオーストラリア、カナダ、スウェーデン、日本などに続き、まもなく再開に踏み切ると述べた。
UNRWAをめぐっては、昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃に十数人の職員が関与したとの疑惑を受け、米国など少なくとも13カ国が資金の拠出を停止。コロナ氏率いる調査グループが中立性確保への取り組みを検証し、改善案を提示していた。
UNRWAは数人の職員を解雇して調査に乗り出し、ハマスの攻撃に関与した者の責任を問うと約束した。
イランとパキスタン、国連安保理にイスラエルに対する行動要請 https://t.co/zLzbm6VhVL
— ロイター (@ReutersJapan) April 24, 2024
イランとパキスタンは24日、共同声明を発表し、イスラエルが近隣諸国や外国の外交施設を「違法に」標的にしているとして、国連安全保障理事会に行動を起こすよう求めた。
イランのライシ大統領が3日間の日程でパキスタンを訪問した後に同国外務省が発表した。
「イスラエル軍の無責任な行為が既に不安定な地域の状況をさらに悪化させたことを認識し、両国は安保理に対し、イスラエルよる地域での冒険主義と近隣諸国への違法行為を阻止するよう求めた」としている。
イラン国営通信(IRNA)によると、ライシ氏はイスラエルがイラン領土をこれ以上攻撃すれば力学が根本的に変わり、「シオニスト政権」が消滅する可能性があると述べた。
イランとパキスタンは貿易とエネルギー分野で協力を強化すると表明した。地政学的問題や制裁のために遅れているガスパイプライン契約も含まれる。ライシ氏は両国の貿易を年間100億ドルに拡大すると述べた。
イラン大統領、16年ぶりにスリランカ訪問 「関係強化の用意」 https://t.co/WBZtYxojoT
— ロイター (@ReutersJapan) April 24, 2024
イランのライシ大統領は24日、スリランカを訪問し、同国などアジア諸国との関係を強化する用意があると述べた。
イラン大統領がスリランカを訪問するのは16年ぶり。今回の訪問で両国は5つの覚書に調印する予定。
ライシ氏は技術サービスやエンジニアリング・サービスを通じてスリランカの開発プロジェクトを支援すると表明。「全てのアジア諸国、近隣諸国、主権国家、独立国家との二国間関係をさらに拡大する用意が全面的にある」と述べた。
スリランカのウィクラマシンハ大統領は「強化すべきだというのがわれわれの共通点だ」とし「われわれは全て(グローバル)サウスの国々だ。サウスは独自のアイデンティティーの確立と自立を望んでいる」と述べた。