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7月4日に実施される英総選挙に向け、15日発表された3つの世論調査でスナク首相率いる与党・保守党の苦戦がさらに鮮明になった。

調査会社サバンタが英紙サンデー・テレグラフの依頼で12─14日に行った調査によると、スターマー党首率いる最大野党・労働党の支持率は46%と、5日前の前回調査から2ポイント上昇。一方、保守党は4%低下の21%にとどまった。

労働党が25ポイントリードするのは、減税案で金融市場の混乱を招いたトラス前政権以降で最大。

サバンタの政治調査部長クリス・ホプキンス氏は、保守党が今回の選挙で議席の大半を失う可能性があると指摘した。

サンデー・タイムズが発表したサベーションによる別の調査(5月31日─6月13日実施)は、保守党が下院(定数650)で獲得する議席が72と、200年近い党の歴史上最低にとどまる一方、労働党は456議席を獲得すると予想した。支持率は労働党が40%、保守党が24%、ナイジェル・ファラージ氏の右派ポピュリスト政党「リフォームUK」が12%だった。

日曜紙オブザーバーの依頼でオピニウムが12─14日に実施した調査でも、労働党の支持率が40%、保守党が23%、リフォームUKが14%となった。

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