アングル:中国国債、高値更新続く 人民銀行がリスク警告も効果薄 https://t.co/FAXrDX643p https://t.co/FAXrDX643p
— ロイター (@ReutersJapan) June 27, 2024
中国の国債先物が27日、最高値を更新した。長期債利回りも記録的な水準に低下している。中国人民銀行(中央銀行)が繰り返しリスクを警告しているものの、効果は薄く、国債への資金流入が続いている。
公式統計によると、同国の債券投資信託の運用資産は5月に過去最高の6兆5000億元(8943億ドル)まで拡大。前年同月比で40%増加している。株式市場が不安定な値動きとなる中、低金利の銀行預金から債券に資金がシフトしている。
債券強気相場の背景には、不動産危機、地方政府の債務問題、地政学リスクの高まりなど中国経済に対する投資家の悲観論がある。
中国太平洋保険(集団)のSu Gang最高投資責任者は今週の会議で、市場は国内金利の低下傾向が続くとの見方で総じて一致しているとし、「かつて経験したことのないような長いサイクルに入っている。市場は自信を失っている」と述べた。
人民銀行は熱狂的な債券投資が金融の安定を損ないかねないと警告しているが、投資家の購入は続いており、今週も債券価格は上昇した。
30年物国債先物9月限は27日午前、約0.3%上昇し最高値を記録。10年債先物も高値を更新した。
一方、10年物国債利回りは節目の2.3%を割り込み、4月に記録した2.205%に迫っている。30年物国債利回りも、人民銀行の介入が警戒されていた2.5%の水準を割り込んだ。
銀行はコスト圧縮で貯蓄預金金利を引き下げており、預金者が資金を債券ファンドに移しているとみられる。
人民銀行の統計によると、5月の国内企業の要求払い預金残高は52兆9800億元と2年ぶりの低水準。前年同月比で7.1%減と過去最大の減少を記録した。
5月の債券投資信託の運用資産は過去最高の6兆5000億元。前年同月の4兆6000億元から40%増加している。
景気が低迷する中、融資に消極的な銀行も安全資産とされる国債に多額の投資をしている。優良な貸付先が少ない中小銀行が大手よりも積極的に債券を購入している。
銀行間市場では、商業銀行が全体の71%に相当する約20兆3000億元相当の国債を保有。銀行は政策銀行債など他の元建て債券も購入している。
中国共産党、歴代2人の国防相の党籍剥奪 重大な規律違反 https://t.co/fVxWcaEQ9X
— ロイター (@ReutersJapan) June 27, 2024
中国共産党は27日、重大な規律違反と法律違反を理由に、李尚福前国防相と魏鳳和元国防相の党籍剝奪を決定した。国営新華社通信が報じた。
李氏は第20回中国共産党全国代表大会の代表資格も剥奪された。
魏氏については、中央軍事委員会が2023年9月に調査を開始した。新華社は、魏氏が自身の地位を利用し他人に便宜を図り金品を受け取ったと伝えた。
中国 前国防相と元国防相の党籍剥奪 賄賂受け取るなど汚職でhttps://t.co/oTZxkrckxS #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 27, 2024
中国共産党は27日、前国防相と元国防相の2人に対して、党の規律などに違反して巨額の賄賂を受け取っていたとして党籍のはく奪を決めました。
国防相経験者2人が同時に処分されるのは異例の事態で、習近平指導部は軍内部の汚職を徹底して取り締まる姿勢を示した形です。
中国の国営メディアによりますと、李尚福(り・しょうふく)前国防相と魏鳳和(ぎ・ほうわ)元国防相の2人は、それぞれ去年8月と9月から共産党の規律に違反した疑いで、相次いで調査を受けていたということです。
その結果、地位を利用して巨額の賄賂を受け取るなど汚職を行っていたことが明らかになったとして、共産党は27日に2人の党籍のはく奪を決めました。
国防相経験者2人が同時に処分されるのは異例の事態で、2人は軍事検察院で起訴される見通しです。
共産党は、2人について「国防と軍の建設に多大な損害を与えた」としていますが、詳しい内容は明らかにされていません。
中国軍を巡っては、去年12月に「ロケット軍」トップの元司令官など高官9人や国有の軍需企業のトップが一斉に役職を解かれていて、欧米や香港の一部メディアは「ロケット軍」をめぐる大規模な汚職の可能性を伝えていました。
習近平国家主席は、先週開かれた軍の会議で徹底した汚職の取り締まりを継続する姿勢を強調していて、相次ぐ不祥事に神経をとがらせるとともに、軍の引き締めを図っているものとみられます。
中国 月の裏側で採取のサンプル “各国による研究を歓迎”https://t.co/bcNw40rr13 #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 27, 2024
中国の宇宙当局は無人の月面探査機によって月の裏側で採取され、地球に持ち帰ったとする岩石などのサンプルについて、各国による研究を歓迎するとして国際協力を進める姿勢をアピールしました。どれだけのサンプルが回収できたかは28日公表するとしています。
中国の無人月面探査機「嫦娥6号」(じょうが・ろくごう)は月の裏側に着陸して岩石や土壌などを採取し、25日にはそのサンプルを収めたとするカプセルが地球に帰還しました。
中国国家宇宙局の卞志剛副局長は、27日の記者会見で「嫦娥6号が着陸したのは月の南極の最大で、最も深く、最も古いクレーターであり、採取したサンプルの研究によって太陽系や月の成り立ちのさらなる解明が期待できる」と述べ、ミッションの意義を強調しました。
そのうえで、各国の研究者によるサンプルの研究申請を歓迎するとして、国際協力を進める姿勢をアピールしました。
どれだけのサンプルが回収できたかは28日公表するとしています。
一方、国際月探査プロジェクト「アルテミス計画」を中国を排除する形で進めるアメリカについて、卞副局長は「中国の宇宙開発の成果は中国人の努力と知恵で実現した。その発展は阻めない」と述べ、対抗姿勢を鮮明にしました。
#反中国#対中露戦#習近平伏魔殿体制=旧体制