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政府は9日の閣議で、新しい最高裁判所の長官に、最高裁判所判事の今崎幸彦氏を充てることを決めました。

これは、最高裁判所の戸倉三郎長官が来月、定年で退官するのに伴うものです。

新しい最高裁判所の長官に決まった今崎幸彦氏は66歳。

最高裁判所の事務総長や東京高等裁判所の長官を経て、おととし6月から最高裁判所の判事を務めています。

最高裁判所の長官は、13代連続で裁判官出身者が務めることになります。

また閣議では、新しい最高裁判所の判事に、大阪高等裁判所長官の平木正洋氏と、東京高等裁判所長官の中村愼氏を起用する人事を決めました。

平木氏は63歳。

東京高等裁判所判事や東京地方裁判所の所長を経て、去年4月から大阪高等裁判所の長官を務めています。

中村氏は62歳。

水戸地方裁判所の所長や最高裁判所の事務総長を経て、おととし6月から東京高等裁判所の長官を務めています。

今崎氏と平木氏の人事は来月11日以降に、中村氏の人事は9月2日以降に発令されます。

官房長官「今崎氏 裁判実務の経験豊富で適任」

官房長官閣議のあとの記者会見で「今崎氏は裁判実務の豊富な経験を有するほか、最高裁判所の事務総長や東京高等裁判所の長官など要職を務め、裁判所の組織運営にも精通し、最高裁判所の長官として適任だ」と述べました。