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おととし冬の北京オリンピックで過去の大会でのドーピング違反が発覚し、4年間の資格停止の裁定が出たロシア出身でフィギュアスケート女子のカミラ・ワリエワ選手について、CAS=スポーツ仲裁裁判所は25日、裁定で生じる北京大会の順位変更を不服とするロシア側の訴えを棄却したと発表しました。これにより、フィギュアスケート団体の日本のメダルが銅から銀に繰り上がることが確定し、パリオリンピック中に授与式が行われる見通しになりました。

2022年の冬の北京オリンピックでワリエワ選手は、ロシアオリンピック委員会のメンバーとしてフィギュアスケート団体の金メダル獲得に貢献しましたが、その直後に2021年12月に行われたロシア選手権のドーピング検査で禁止薬物の陽性反応が出ていたことが発覚しました。

CAS=スポーツ仲裁裁判所はことし1月、ワリエワ選手について、北京大会の期間を含む、2021年12月から4年間の資格停止処分とその間のすべての成績を失格とする裁定を下しました。

裁定を受け、ISU=国際スケート連盟は、北京大会の団体の順位についてメンバーのうちワリエワ選手の競技結果を無効とし、当初2位だったアメリカを金メダル、3位だった日本を銀メダルに繰り上げることを発表しました。

ロシア側はISUの措置を不服とする訴えを起こしていましたが、CASは25日、訴えを棄却しアメリカと日本のメダルの繰り上がりが確定しました。

これを受けてIOC国際オリンピック委員会は声明を発表し、「ISUからの修正に基づいてパリオリンピックの会場でメダルの授与式を開催するために選手を招く予定だ。メダル獲得を長い間待たなければならなかった選手やチームにこの機会を提供できることを嬉しく思う」とし、パリ大会の期間中にメダルの授与式を行う方針を示しました。

パリオリンピックのマラソンスイミングなどの会場となるセーヌ川について、選手からは水質の悪化だけでなく水の流れが強すぎるという懸念の声が上がっていて、世界水泳連盟は水質や水流を毎日確認したうえでセーヌ川で開催できるか判断するという考えを明らかにしました。

世界水連は25日、パリ大会の開幕を前に各種目の選手も出席してパリ市内のメインプレスセンターで記者会見を開きました。

この中で、マラソンスイミングなどの会場となるセーヌ川について問われたドイツのフローリアン・ベルブロック選手は、「水質に疑問を持っていたが、自分はいいと思う。ここで泳ぐのはハッピーだ。ただ心配なのは水の流れで、10キロを泳ぐには強すぎる」と懸念を示しました。

こうした声を受けて、世界水連のブレント・ノビツキー事務局長は毎日、水質と水流について報告を受けていて、セーヌ川で競技が行えるかどうか条件を確認していると明らかにしました。

大会組織委員会エスタンゲ会長は、水質が悪化した場合、マラソンスイミングは別の会場で行う案があるとしていますが、ノビツキー事務局長は「場所の変更がある場合に、どのタイミングで判断するかはまだ決まっておらず、わからない」と述べるにとどめました。

一方、中国の競泳選手が前回の東京大会前のドーピング検査で陽性反応が出たにもかかわらず、出場が認められた問題について、世界水連のフセイン・アル ムサラム会長は「内部でも外部でもいろんな調査を行った。ルールを守りながら調査をしてきたし、われわれができることは全部行った」と述べ、新たな証拠が出てこないかぎり、再調査を検討しないとする考えを示しました。

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