朝鮮戦争休戦71年記念式典 ロシア大使も出席 結束誇示かhttps://t.co/Col3ragnXB #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) July 28, 2024
北朝鮮では、朝鮮戦争の休戦から71年となった27日、キム・ジョンウン(金正恩)総書記の出席のもと、記念式典が開かれました。式典にはロシアの大使も出席し、北朝鮮としてはアメリカに対抗して、関係強化を進めるロシアとの結束を誇示するねらいもあるとみられます。
28日付けの北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は、朝鮮戦争の休戦協定の締結から71年となった27日、首都ピョンヤンで記念式典が開かれ、キム・ジョンウン総書記が出席したと伝えました。
北朝鮮はこの日を「戦勝記念日」と位置づけていて、演説した朝鮮人民軍の高官は、アメリカと韓国が定例で行っている合同軍事演習などを念頭に「核戦争への挑発だ」と非難したうえで「キム総書記の命令が下されれば敵を圧倒的に攻撃し、壊滅させることを総書記に誓う」と述べたということです。
また、式典には、北朝鮮に駐在する外国の代表も招待されたとしていて、掲載された写真では、チェ・ソニ外相の隣にロシアのマツェゴラ大使の姿が確認できます。
北朝鮮とロシアは6月、有事の際の軍事的な支援などを明記した新たな条約を結ぶなど蜜月ぶりが際立っていて、北朝鮮としてはアメリカに対抗して、関係強化を進めるロシアとの結束を誇示するねらいもあるとみられます。
日米韓の防衛相会談 安全保障面での協力 制度化する覚書に署名https://t.co/yX07mWAniJ #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) July 28, 2024
日米韓3か国の防衛相会談が東京で行われ、情報共有や共同訓練など安全保障面での協力を制度化する覚書に署名しました。
木原防衛大臣は、28日午前、防衛省でアメリカのオースティン国防長官、韓国のシン・ウォンシク(申源●)国防相との3か国の防衛相会談に臨みました。
日本での開催は初めてで、冒頭、木原大臣は「安全保障環境がいっそう厳しさを増す中、朝鮮半島やインド太平洋などの平和と安定にとって3か国の連携は極めて重要だ。北朝鮮とロシアの関係や東シナ海、南シナ海などの地域情勢、3か国の防衛協力の深化について積極的に議論したい」と述べました。
会談では、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を非難するとともに、ロシアとの軍事協力の強化に対し重大な懸念を表明しました。
そして、3か国の防衛相会談を定期的に開催することや、挑発や脅威に効果的に対処するため、協力をさらに発展させていくことを確認しました。
会談を終えた3人は、
▼ハイレベルでの政策協議を毎年開催することや、
▼北朝鮮の弾道ミサイルの発射に関する情報をリアルタイムに共有する仕組みについて連携を強化すること、それに
▼共同訓練を組織的、効率的に実施していくなど、安全保障面での協力を制度化する覚書に署名しました。木原大臣は午後、日米両国の外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」に臨みます。
※●は「さんずい」に「是」
木原防衛大臣「協力強化のための取り組みを継続」
会談のあと木原防衛大臣は記者団に対し「覚書は、これまで行ってきた政策協議や共同訓練などを継続的に実施することを文書の形で定めたものだ。これにより、日米韓3か国の協力は、様々な国際情勢の変化のもとでも揺るがない、より強固なものとなった。引き続き、この覚書に基づいて協力強化のための取り組みを継続し、地域の平和と安定に貢献する」と述べました。
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