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日本 ライバル中国を逆転して2大会ぶり金メダル

体操の男子団体の決勝は、予選上位の8チームが出場して、6種目で各チーム3人の合計得点で争われました。日本は、エースの橋本大輝選手を中心に2大会ぶりの金メダル奪還を目指しました。

日本は1種目目のゆかで、エースの橋本選手が冒頭G難度の大技、「リ・ジョンソン」を決めて14点台後半をマークし、3人全員が安定した演技で好スタートを切りました。

橋本大輝選手が落下のミス

しかし、2種目目のあん馬は、橋本選手が旋回の途中で落下するミスがあり、13.100とライバルの中国に0.5の差をつけられました。

さらに、3種目目のつり輪で、3人全員が大きなミスなく14点台をマークしましたが、つり輪を得意とする中国に3点以上に点差を広げられました。

4種目目の跳馬は杉野正尭選手と橋本選手がともに高難度のロペスを高い完成度でこなしましたが、谷川航選手が世界最高難度の大技「リ・セグァン2」に挑んだものの認定されず、13.833と得点を伸ばせずに、4種目目を終えた時点で日本は4位につけました。

決勝の終盤は中国とウクライナ、それにアメリカがメダルを争う展開となるなか、日本は5種目目の平行棒で演技した3人が14点台後半をマークし、2位に順位を上げ、最後の種目、鉄棒につなぎました。

トップの中国と3.267の差で迎えた鉄棒は、中国の2人目の選手が2回落下するミスでこの選手の得点が11.600にとどまり、この時点で日本が中国を逆転しました。

日本は最後を託された橋本選手が次々と難度の高い手放し技を決めると、最後の着地も止めて14.566の高得点をマークし日本が合計で259.594の得点で金メダルを獲得しました。
この種目の日本の金メダル獲得はリオデジャネイロ大会以来、2大会ぶりです。2位は中国、3位はアメリカでした。

日本は予選で橋本選手の不調が目立ち、中国に次ぐ2位で決勝に進出しましたが、決勝でチーム力を発揮して底力を見せ、悲願の金メダルを獲得しました。

パリオリンピックは日本のメダルラッシュが続いていて、それぞれ金メダルを獲得した体操の男子団体とスケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手の快挙を伝える号外が30日朝8時ごろから東京・丸の内で配られました。

号外を受け取った50代の女性は「両方とも逆転で金メダルを獲得してすごいですね。特に体操団体はチームプレーで逆転したところに感動しました」と話していました。

40代の男性は、「堀米選手の演技をテレビで見ていましたが、最後は大逆転で興奮しました。このあとも日本選手にどんどんメダルを取ってもらいたいです」と話していました。

30代の男性は「号外を受け取って金メダルを取ったことを知り、朝からうれしいニュースが聞けてよかったです。メダルラッシュが続いているのでこのあともたくさんメダルが取れるのではないかと期待しています」と話していました。

フランスのダルマナン内相は、26日のパリオリンピック開幕当日にフランス国鉄(SNCF)の設備が放火された事件について、極左過激派による犯行の可能性が高いとの見解を明らかにした。

犯人に関して「数人のプロフィルを特定した」とフランス2テレビに語った。犯行には極左過激派の特徴が見られると述べたが、具体的な内容には踏み込まなかった。

ベルグリエト運輸相は24時間体制で復旧作業を行った結果、29日朝には全ての列車が運行を再開したと述べた。SNCFの損害はかなりの規模になるとの見方を示した。

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