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パリオリンピックの開会式の演出をめぐり、宗教上のやゆがあったなどとして波紋が広がる中、ローマ・カトリック教会ローマ教皇庁は「宗教的信念をあざ笑うような表現はあってはならない」などと、演出に不快感を示す異例の声明を発表しました。

先月26日に行われたパリオリンピックの開会式では、女装したダンサーらが並んだ様子が、キリストと弟子を描いたレオナルド・ダビンチの「最後の晩餐」の構図に似ていたことから、キリスト教をやゆしているなどとして、批判が上がっています。

ローマ教皇庁は3日「開会式のいくつかの場面に対し心を痛めるとともに、多くのキリスト教徒やほかの宗教の信者に不快な思いをさせたことを悲しむ声に同調せざるをえない」として、演出内容に不快感を示す異例の声明をフランス語で発表しました。

その上で「全世界が共通の価値観のもとに集う名誉あるイベントで、多くの人の宗教的信念をあざ笑うような表現はあってはならない」と指摘し、表現の自由は、他者への敬意を欠いてはならないとしています。

演出家 トマ・ジョリー氏「最後の晩餐」からの着想否定

開会式の芸術監督を務めた演出家のトマ・ジョリー氏は「最後の晩餐」から着想を得たことを否定し、「多様性の受け入れや優しさ、寛容さ」が演出のねらいだったと説明しています。

開会式の演出をめぐっては、ジョリー氏がオンライン上で殺害予告の脅迫を受けたと訴え、当局が捜査する事態にもなっていて、波紋が広がり続けています。

パリオリンピックの柔道は3日に行われた混合団体ですべての種目を終え、日本は個人戦では男女あわせて3個の金メダルとなり、出場国の中では最も多かったものの、東京大会の9個から大幅に減少しました。

メダルを獲得したのは男子は5個となった一方、女子は2個にとどまり、2012年のロンドン大会で記録した3個を下回る過去最少の数となりました。

女子は苦しい結果

女子48キロ級の角田夏実選手は磨き上げたともえ投げを軸に金メダルを獲得。
このまま勢いをつけるかと思われました。
しかし、翌日の52キロ級の阿部詩選手が最初の誤算となりました。
トリッキーな攻めを見せるウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワ選手に一瞬のタイミングをつかれて一本負けを喫しました。
阿部選手自身、およそ5年ぶりとなる海外選手からの負けになりました。

翌日の女子57キロ級、舟久保遥香選手は銅メダルを獲得したものの、63キロ級の高市未来選手から個人戦最終日の78キロを超えるクラスの素根輝選手までメダルを獲得することはできませんでした。

メダルの合計は2個にとどまり、2012年のロンドン大会の3個を下回って過去最少となりました。

増地克之監督「課題を検証して次に引き継ぐ」

女子代表の増地克之監督は混合団体の試合後、取材に応じ、「初日に角田選手が金メダルを取って、この流れで行くのではと誰もが考えたと思うが、非常に厳しい戦いを強いられた」と話していました。

また、「任期満了で退任するが、課題を検証して次に引き継いでいきたい」と2016年から務めてきた女子代表の監督を退任する方針も明らかにしました。

女子の7階級はクロアチアウズベキスタン、カナダが初めて金メダルをつかむなど優勝した選手の国がすべて異なり、群雄割拠の様相を呈してきました。

男子は堅調も・・・

男子の7階級では66キロ級の阿部一二三選手と81キロ級の永瀬貴規選手がそれぞれ2連覇を果たし、貫禄を見せました。

90キロ級の村尾三四郎選手は初出場ながら投げる柔道を貫いて銀メダル。

銅メダルは60キロ級で初出場の永山竜樹選手と史上最年長の柔道代表となった橋本壮市選手が獲得しました。

重量級の100キロ級と100キロを超えるクラスではメダルを逃す結果となりました。アゼルバイジャンや、ジョージアウズベキスタンといった強豪国が存在感を示し、最重量級ではフランスのテディ・リネール選手が35歳を迎えてもなお、健在ぶりを見せつけました。

鈴木桂治監督「勝つというのは難しいと改めて感じた」

男子代表の鈴木桂治監督は「団体、個人と金メダルを目標に掲げてやってきたが、勝つというのは難しいと改めて感じた。今やっていることに間違いはないと思うが、勝てないということは原因があると思うので検証していきたい」と総括していました。

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