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アメリカ軍と韓国軍は、朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習を19日、開始しました。演習に反発する北朝鮮が、ミサイル発射などの対抗措置に出ることが懸念され、米韓両軍は警戒を強めています。

アメリカ軍と韓国軍が韓国で実施する定例の合同軍事演習「ウルチ(乙支)・フリーダム・シールド」は、19日から今月29日までの日程で始まりました。

演習は朝鮮半島有事を想定し、北朝鮮大量破壊兵器への対応に重点を置くとしていて、48の野外機動訓練のほか、サイバー攻撃への対処など、多領域にわたる訓練が行われます。

また、韓国メディアなどによりますと、演習期間中、韓国政府は初めて、北朝鮮による核使用を想定して、対応を確認する訓練も行うということです。

このほか、今月22日には空襲警報が発令された想定で、首都ソウルを含む韓国各地で市民の避難訓練が実施されます。

一方、北朝鮮外務省傘下のアメリカ研究所は18日、米韓合同軍事演習について「侵略戦争の演習だ」と反発する立場を示しました。

そして「軍事的挑発が激しくなるほど、その脅威を無力化させる正義の抑止力もさらに強化される」として、米韓両国への対抗姿勢を強調しました。

北朝鮮は、去年8月の米韓合同軍事演習の期間中に、対抗措置だとして短距離弾道ミサイルを発射した経緯があり、米韓両軍が警戒を強めています。

#米韓(合同軍事演習「ウルチ(乙支)・フリーダム・シールド」)

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