アフガニスタン タリバン暫定政権 国連特別報告者を入国禁止にhttps://t.co/a7Bsg9bXqH #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) August 21, 2024
アフガニスタンでは、女性の教育や就労の制限など性別による社会的な隔離や差別があるとして状況の改善を強く求める国連の特別報告者について、イスラム主義勢力タリバンの暫定政権は、入国を禁止する措置をとりました。
これは21日、タリバンの関係者がNHKの取材に対して明らかにしました。
それによりますとタリバンの暫定政権は、国連で現地の人権状況に関する特別報告者を務めるリチャード・ベネット氏について、アフガニスタンへの入国を禁止する措置をとったということです。
理由についてタリバンの関係者は「アフガニスタンの人権状況について一方的な報告書を発表し、悪意あるプロパガンダを広めることで国際社会を欺いている」と主張しています。
アフガニスタンでは3年前に復権したタリバンが暫定政権を発足させ、女性は小学校までしか通えないほか、国連やNGOなどで働く女性の職員の出勤も停止されるなど、女性の教育や就労の制限が続いています。
こうした状況についてベネット氏は、性別による社会的な隔離や差別だとして「ジェンダー・アパルトヘイト」と呼び、暫定政権に強く改善を求めていました。
女性の人権状況をめぐっては、改善を求める国際社会に対し、タリバンは「国内問題だ」などと反論していて、双方の立場の隔たりが改めて浮き彫りになった形です。
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