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英国のスターマー首相は28日、国内の極右団体からの脅威拡大に懸念を表明し、欧州各国の進歩派政党に対し、極右台頭という共通の課題に協力して対処するよう呼びかけた。

訪問先のドイツで語った。英国では今月初め、移民排斥を求める暴動が発生。リバプール近郊で女児3人が殺害された事件について、極右主義者が犯人はイスラム教徒の難民申請者との偽情報を拡散したことが発端となった。

スターマー氏は、国民が暮らし向きの改善を感じられるようになればポピュリズム大衆迎合主義)を打ち負かすことができると強調。

「英国の極右やポピュリズムナショナリズムの問題にしっかり対処する必要がある」と記者団に話した。英国だけでなくフランスやドイツなどの状況が懸念材料になっていると説明した。ドイツでは移民排斥を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の党員が急増している。

英国の暴動では放火や略奪、イスラム教徒と移民に対する暴力行為が起きており、1160人以上が逮捕された。

イギリスのスターマー首相は労働党の政権奪還後、初めてドイツを訪れてショルツ首相と会談し、経済や防衛分野などでの2国間の条約締結を目指すことで合意しました。イギリスが離脱したEUヨーロッパ連合との関係改善を推し進めたい考えで、フランスのマクロン大統領とも会談する予定です。

スターマー首相はドイツの首都ベルリンを訪れ、28日、ショルツ首相と会談しました。

イギリスで14年ぶりに誕生した労働党のスターマー政権は、2020年のEU離脱によって貿易上の障壁ができ、経済成長が妨げられているとして、EUとの関係改善を重点政策に掲げています。

会談では、▽経済の分野などで協力を促進する2国間の条約について、来年初めまでの締結を目指すことで合意したほか、▽ウクライナ支援の強化などをめぐって協議を進めている防衛の分野も、協定の柱とすることで一致したということです。

会談後に会見したスターマー首相は、EUへの復帰は改めて否定したものの「成長を達成するにはドイツやヨーロッパ全体のパートナーとの関係構築が不可欠だ」と強調しました。

またショルツ首相も「イギリスはEUを離脱したが、私たちは友人だ」と述べ、関係の強化を歓迎する意向を示しました。

スターマー首相はドイツに続いてフランスのパリを訪れ、29日にはマクロン大統領と会談する予定で、ヨーロッパの2つの主要国への訪問を足がかりにEUとの関係改善を推し進めたい考えです。

イギリスのキア・スターマー首相が28日、ドイツ・ベルリンを訪問し、オラフ・ショルツ首相と会談した。スターマー氏は会談後の記者らとの質疑応答で、イギリス政府は欧州連合EU)との関係をリセットしたいと思っていると発言。しかし、これはブレグジット(イギリスのEU離脱)の撤回を意味するものではないと述べた。

英独は今回、新たな協力協定に関する協議を開始した。

ショルツ首相との共同記者会見でスターマー氏は、この協定は貿易を促進し、雇用を創出し、両国に経済成長をもたらすためのものだと説明した。

また、イギリスと欧州の関係をより緊密にしたいと発言。一方で、EUの若者にイギリスで生活し働く権利を与えるユース・モビリティー・スキーム(YMS)は計画していないと述べた。

両首脳は来年初頭までに、防衛、エネルギー安全保障、科学技術などの分野をカバーする条約に署名したいとしている。

両首脳は今回、情報とデータを共有することで不法移民や密輸業者に取り組む、共同行動計画に合意した。

スターマー首相は以前、EUとの貿易について、2020年後半にボリス・ジョンソン元首相が交渉したものよりも良い協定を求めると述べている。

しかし、既存のブレグジット貿易協定の大幅な変更を、EUが受け入れるかは依然として不透明だ。この協定については、2026年に見直しが予定されている。

記者らとの質疑応答では、改善された協定を確保するために、イギリスはどのような譲歩をしなければならないのかとの質問が出た。

スターマー氏は、イギリス政府が欧州との関係をリセットを望んでいることは「絶対に明らかだ」と説明。

だが、「それはブレグジットを撤回することでも、単一市場や関税同盟に再加盟することでもない」と付け加えた。

さらに、「しかしそれは、経済や防衛、交流といった多くの面での、より緊密な関係を意味する」と述べた。

単一市場は、加盟国間でモノやサービス、人が自由に行き来できるようにするもの。EU各国はこのために多くの共通ルールや基準を適用している。

一方の関税同盟は、EU加盟国からの商品には関税を課さず、EU域外からの商品には互いに同じ関税を課す。

英独関係が薄れたとショルツ首相

スターマー首相はまた、イギリスはドイツの若者の自由な移動を認めるのかという質問に、「若者の移動に関する計画はないが、EUとの関係をより緊密にする計画はある」と答えた。

YMSは、18歳から30歳までのEU市民が一定期間、イギリスで就学・就労することを容易にし、その見返りとして、若いイギリス人にも欧州で同様の権利を認めるもの。EUはかねて、このスキームの導入をイギリスに提案している。

スターマー氏はまた、ドイツと締結を予定している協定は「若者の移動とは何の関係もない」と強調した。

だが、イギリスとドイツの学生交流の可能性について質問されると、「教育と文化交流」を含む「緊密な関係」を望んでいると答えた。

そのうえで、ショルツ氏と自分は不法移民の問題に焦点を当てたため、「今日はその詳細には踏み込まなかった」と述べた。

記者会見の冒頭でショルツ首相は、ブレグジット新型コロナウイルスパンデミック以降、イギリス人とドイツ人の関係がいかに薄れているかを嘆いた。

ショルツ氏の所属する社会民主党のニルス・シュミット外務報道官はBBCに対し、ドイツの若者がイギリスに留学しやすくする制度は、「我々の希望リストの大きなポイント」だと述べた。

また、こうした計画は「一般的な意味での移民」ではなく、教育プログラムや学生交流、職業体験のための「期間限定の滞在」だと主張した。

イギリスの最大野党・保守党のケヴィン・ホーリンレイク影のビジネス相は、スターマー首相が「ドイツの政治家に迎合し、欧州との緊密な関係を求めている」と非難した。

一方、野党・自由民主党のレイラ・モラン外務報道官は、ショルツ氏との会談は「保守党が長年にわたってイギリスと欧州の関係を切り捨ててきた後の前向きな一歩」だと評価。「だが、欧州の友好国と強力な関係を再構築することについて、政府はもっと野心的になる必要がある」とし、YMSで合意すべきだと述べた。

#英欧(関係改善)
#英独(スターマー首相・訪独)

英国のスターマー首相は28日、国内の極右団体からの脅威拡大に懸念を表明し、欧州各国の進歩派政党に対し、極右台頭という共通の課題に協力して対処するよう呼びかけた。

訪問先のドイツで語った。英国では今月初め、移民排斥を求める暴動が発生。リバプール近郊で女児3人が殺害された事件について、極右主義者が犯人はイスラム教徒の難民申請者との偽情報を拡散したことが発端となった。

スターマー氏は、国民が暮らし向きの改善を感じられるようになればポピュリズム大衆迎合主義)を打ち負かすことができると強調。

「英国の極右やポピュリズムナショナリズムの問題にしっかり対処する必要がある」と記者団に話した。英国だけでなくフランスやドイツなどの状況が懸念材料になっていると説明した。ドイツでは移民排斥を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の党員が急増している。

英国の暴動では放火や略奪、イスラム教徒と移民に対する暴力行為が起きており、1160人以上が逮捕された。

#イギリス(スターマー首相「極右台頭」)

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