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米連邦準備理事会(FRB)が3日に発表したデータによると、2日時点のFRBの赤字額(支出超過額)は2012億ドルとなり、2000億ドルの大台を超えた。高インフレを抑えるため2022年3月にゼロ金利政策を解除し、23年7月にかけて政策金利を5.25―5.50%まで急激に引き上げたのに伴うコスト上昇が赤字の要因。FRBは今回の赤字額に関し、金融政策を実施する能力に影響を与えることはない規模だと説明している。

FRBは赤字が発生した場合、バランスシート上の「繰り延べ資産」と呼ばれる項目に計上し、将来黒字になれば繰り延べ資産を解消してから通常のように剰余金を国庫に納付することになる。

短期金利を目標水準に維持するため、FRBは銀行やマネーファンドに対して現金を預け入れてもらっている対価となる金利を支払っている。この金利管理に関するコストが、FRB保有する債券からの利息収入を上回っているのが赤字の要因。

セントルイス地区連銀の調査によると、FRBは2011―21年に計1兆ドル近くを国庫に納付していた。

FRBの23年の財務状況は過去最大となる1143億ドルの赤字を計上し、2年連続の赤字となった。23年の銀行の準備預金への利払い費は1768億ドルに達し、リバースレポ・ファシリティーによる利払い費は1043億ドルだった。

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