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北朝鮮の兵士がロシアによる軍事侵攻が続くウクライナに投入されるという見方が出る中、ウクライナ当局は、北朝鮮の兵士がロシア国内の訓練施設で、装備品などを受け取る様子だとする動画を公開しました。

ウクライナ文化情報省の戦略コミュニケーション・情報安全保障センターは北朝鮮の兵士がロシア国内の訓練施設で、装備品などを受け取る様子だとする動画をSNSで公開しました。

動画はおよそ30秒で、ロシア極東の沿海地方にある訓練施設で撮影されたということで、軍服を着た人たちが1列に並び、装備品などを次々と受け取る様子や、朝鮮語で会話していることも確認できます。

北朝鮮の兵士をめぐってはウクライナ国防省のブダノフ情報総局長がおよそ1万1000人の兵士がロシアで訓練を受けていて、来月1日にはウクライナと戦う準備が整うという見通しを示しています。

また、韓国の情報機関は北朝鮮の特殊部隊のおよそ1500人が今月、北朝鮮からロシア極東に移送されたと明らかにしています。

ウクライナのシビハ外相は18日、SNSへの投稿で「彼らは雇われた兵ではなく正規の部隊であり、ロシアは大砲の餌食にしようとしている」と批判し、欧米各国もこの問題に迅速に対応すべきだと訴えました。

韓国の情報機関、国家情報院は18日、北朝鮮が今月、軍の特殊部隊のおよそ1500人をロシア海軍輸送艦を使って、ロシア極東のウラジオストクに移送したことを確認したと明らかにし、北朝鮮ウクライナ侵攻への「参戦を始めた」との見解を示しています。

北朝鮮がロシアによる軍事侵攻が続くウクライナに大規模に兵士を派遣した場合、その思惑はなにか。北朝鮮情勢に詳しい南山大学の平岩俊司教授に聞きました。

目次

Q.北朝鮮は「参戦」を決断したのか
Q.北朝鮮にとって「参戦」のメリットは
Q.北朝鮮はなぜロシアに接近するのか
Q.「参戦」した場合、朝鮮半島情勢にどのような影響を与えるか

Q.北朝鮮は「参戦」を決断したのか

南山大学 平岩俊司教授)
A.
ロシアと北朝鮮は、ことし6月、有事の際に軍事的な援助の提供を盛り込んだ新しい条約を締結しましたが、正規軍による正式な「参戦」は北朝鮮にとって大きな決断となります。

仮に北朝鮮が「参戦」した場合、国際社会で非難を受けているロシアへの支持をこえて、ロシアと一蓮托生(いちれんたくしょう)となり、国際社会から批判を受け、さらなる制裁を加えられることにもなりえます。

北朝鮮にとって「大きな負担」になると思います。

Q.北朝鮮にとっての「大きな負担」とは

A.
北朝鮮は、NATO北大西洋条約機構の加盟国のうちイギリスやドイツなどと国交を結んでいて、これらの国々を敵に回し、事実上の敵対的な関係になります。

外交関係を再調整する必要が生じ、外交面を含めてかなり負担が大きくなることは間違いありません。

こうした中で私はいまのところ「参戦」ではなく、正式ではない別の形での協力にとどまっていると判断しています。

北朝鮮やロシア側の正式な発表なども見極めて、実際に「参戦」したのか判断していく必要があります。

Q.北朝鮮にとって「参戦」のメリットは
A.
まず経済的な見返りがあると思います。

エネルギーや食料、場合によっては現金が入る可能性もあります。

軍事面では、北朝鮮弾道ミサイルなどの兵器が使われたときの実戦でのデータが得られ練度の向上なども図られます。

ロシアは兵士不足とされていて、北朝鮮側からすれば、ロシア側の要請にできる範囲で応えていくということだと思います。

Q.北朝鮮はなぜロシアに接近するのか

A.
北朝鮮はいま、「国防5か年計画」を達成するためにさまざまな兵器の実験などをしています。

例えば、軍事偵察衛星をことし3基打ち上げると宣言したほか、原子力潜水艦の技術も課題とされ、これらの技術協力を期待していると言えます。

北朝鮮にとって中国はなかなか技術協力をしてくれませんが、ロシアは新しいパートナーです。

ただ、北朝鮮は、ウクライナ情勢が変われば、ロシアが自分たちを必要とする度合いも変わってくることをよくわかっているため、ロシアが北朝鮮にすり寄っている間にできるだけロシアから多くを得たいのです。

Q.「参戦」した場合、朝鮮半島情勢にどのような影響を与えるか

A.
仮に正式に「参戦」した場合はことし6月に締結した新しい条約に基づく「参戦」となるため、朝鮮半島で有事が起きた場合、ロシアが同等な形で朝鮮半島の紛争に参戦する可能性が出てきたということになるとも言えます。

そのためロシアや北朝鮮が本当に決断をしたのか疑問もありますが、こうした可能性や危険性を懸念しなければなりません。

Q.
北朝鮮はロシアとは軍事協力を進め、韓国に対しては南北の道路を爆破するなど強硬な姿勢を示しています。

A.
韓国は北朝鮮に対して一歩も譲るつもりはなく、北朝鮮も攻撃的な姿勢を改めませんので、南北関係は緊張の一途をたどらざるを得ないでしょう。

今後、緊張が高まると南北の間で偶発的で小規模な戦闘の可能性も否定はできませんので、配慮が必要になります。

ロシアと北朝鮮の関係が強化されていくことは、北朝鮮が主張する、日米韓3か国と中ロ朝が対立するいわゆる「新冷戦」のような対立構造が東アジアでできあがることにもなりうるので、われわれとしては警戒をしていくことが必要です。

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ロシアとウクライナは18日、アラブ首長国連邦(UAE)の仲介により95人ずつの捕虜を交換したと発表した。

ロシア国防省はメッセージアプリ「テレグラム」への投稿で、帰国したロシア兵は最も緊密な同盟国の1つであるベラルーシで健康診断を受けていると述べた。

ウクライナのゼレンスキー大統領はテレグラムに動画を投稿。青と黄色のウクライナ国旗を身にまとった男性らがバスを降り、親しい人たちと抱き合う様子が映っていた。

「ロシアから国民を救出するたびに、ロシアの捕虜となっているすべての人々に自由が戻る日が近づく」とゼレンスキー氏は投稿した。

解放された兵士らは様々な前線に従軍しており、2022年に港湾都市マリウポリを3か月近く防衛した者もいるという。報道によると、ロシア軍へ発砲した罪でロシアの裁判所から有罪判決を受けたウクライナ人ジャーナリスト・人権活動家のマクシム・ブトケビッチ氏も含まれているという。

ウクライナ議会の人権問題担当者によると、今回の捕虜交換はロシアによる侵攻開始以来58回目で、帰国した捕虜総数は3767人になった。

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UAEの国営メディアは外務省の声明として、湾岸諸国による仲裁はこれが9回目の事例だと報道。今回の仲介は「UAEと両国との協力的かつ友好的な関係を反映するもの」だとしている。

ロシアとウクライナは9月にも、103人ずつの捕虜交換を行った。

ウクライナ軍によるロシア西部への越境攻撃が始まってから2か月あまりで4回目となる捕虜の交換がウクライナとロシアとの間で行われ、越境攻撃がロシア側にとって捕虜の交換に応じる要因となっているという見方も出ています。

軍事侵攻を続けるロシアと、ウクライナの双方は18日、捕虜の交換が行われ、相手側に拘束されていた95人の兵士が解放されたとそれぞれ発表しました。

ウクライナ側が公開した映像では解放された兵士とその家族や友人が抱き合って喜ぶ様子が写っています。

捕虜の交換はウクライナ軍がことし8月にロシア西部クルスク州への越境攻撃を始めてから4回目となります。

アメリカのシンクタンク「戦争研究所」は19日、「越境攻撃が始まってから捕虜の交換の頻度が大幅に増えている」と指摘した上で、越境攻撃がロシア側にとって捕虜の交換に応じる要因となっている可能性が高いという見方を示しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、「ウクライナが戦場や外交で成果を出せば出すほどより早く捕虜を取り戻すことができる」と述べ、引き続き、捕虜の解放に取り組む姿勢を強調しました。

一方、ウクライナ東部ではロシア軍の攻勢が続き、イギリスの国防省は19日、東部ハルキウ州の拠点、クピヤンシクから南におよそ20キロの地点までロシア軍が迫っている可能性が高いという分析を示しました。

クピヤンシクは侵攻直後にロシア軍に掌握されましたが2022年9月にウクライナ軍が奪還していて、イギリス国防省はロシア軍が再び掌握をねらっているとしています。

8日プーチン大統領は、イスタンブール合意を基礎としウクライナと和平交渉を行うのが唯一の道だと述べました。交渉の6条件は、ウクライナNATOに加盟せず、全体が中立を守り、ロシア系住民の権利を守り、東部4州をロシア領とし、ゼレンスキーが破壊した教会を再建し、軍備を制限することです。合意前に露軍の撤退や停戦はありません。ロシアは領土ではなく確実な安全保障を求めており、米国は手を引いています。

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