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アフガニスタンでは20日、新学期が始まりましたが、現地では4年前にイスラム主義勢力タリバンが実権を握って以降、今も女性が学校に通えるのは小学校までとする措置が続いています。

アフガニスタンでは20日、伝統的な暦の上で新年を迎えて新学期が始まり、首都カブールの高校ではタリバンの暫定政権の関係者などが集まり、新学期の開始にあわせた式典が開かれました。

式典で演説した暫定政権のアガ教育相は「カリキュラムの中には、われわれの信仰や規範、文化に反するものがある。それらを排除する」と述べ、タリバンの解釈によるイスラム法に沿った学校教育を推し進める考えを強調しました。

タリバンは2021年復権以降、男女別の授業の徹底などの環境が整っていないとして、女性が学校に通えるのは小学校までとする措置を続けています。

さらに、去年12月には例外的に認められていた医療系教育機関への女性の通学も禁止するなど、教育をめぐる女性の権利の制限を強めています。

国連によりますと、タリバン復権以降、中学や高校に通えなくなった女性は少なくとも140万人に上っていて、国連など国際社会からも女性の教育の再開を求める声が上がっています。

アメリカ、トランプ政権は、アフガニスタンイスラム主義勢力、タリバンの暫定政権に2年余りにわたって拘束されてきたアメリカ人の男性が解放されたと発表しました。アメリカ人の解放はことしに入り3人目で、中国やロシアとの関係を深めるタリバンに対してアメリカが関係構築に踏み出すのかが注目されます。

アメリ国務省アメリカの大手航空会社、デルタ航空の整備士のジョージ・グレズマン氏が20日タリバンの暫定政権から解放されたと発表しました。

アメリカのメディアによりますと、グレズマン氏は2022年12月、アフガニスタンを旅行中にタリバンの情報機関に拘束され、2年余りにわたりタリバンの暫定政権下に留め置かれていました。

両国の交渉はカタール政府が仲介してアフガニスタンの首都カブールで行われ、2期目のトランプ政権が発足してから初めて対面で行われたということです。

収容者の交換はなく、アメリカのルビオ国務長官は声明で「解放は前向きで建設的な一歩だ」と評価しています。

アフガニスタンをめぐっては、タリバンが女性の人権を侵害しているなどとして、アメリカは厳しい制裁を続けています。

一方、中国やロシアは経済面を中心にタリバンとの関係を深めています。

アメリカ人の解放はことしに入り3人目で、今後、アメリカがタリバンとの関係構築に踏み出すのかが注目されます。

タリバン暫定政権の外務省 “解放は善意の印”

タリバンの暫定政権の外務省は20日夜、声明を発表し、人道的な見地からグレズマン氏を解放したとして、今回の解放を「善意の印」だと強調しました。

そのうえで「アフガニスタンは相互尊重と利益に基づき、あらゆる国、特にアメリカと真摯(しんし)に関わる用意があることを反映したものだ」として、アメリカとの関係改善に意欲を示しました。


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