ガザ地区 食料配給場所付近をイスラエル軍が攻撃 死傷者多数かhttps://t.co/lVUgSsFCat #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 1, 2025
パレスチナのガザ地区では1日、アメリカ主導の財団による食料の配給場所付近でイスラエル軍の攻撃があり、多数の死傷者が出たと伝えられる一方、イスラエルや財団側は情報を否定しています。
停戦協議でイスラエルとイスラム組織ハマスの意見の隔たりが埋まらない中、協議への影響や人道状況のさらなる悪化が懸念されています。ガザ地区では、アメリカが主導する民間の「ガザ人道財団」による食料の配給が続いていますが、地元の保健当局やメディアによりますと1日、南部ラファの配給場所の近くでイスラエル軍が攻撃を行い、30人以上が死亡し、150人を超えるけが人がでているということです。
UNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関のラザリーニ事務局長は「配給が『命を脅かす危険なわな』となってしまっている」と非難した上で改めて国連の枠組みでの支援物資の配付の必要性を訴えました。一方、イスラエル軍は現場での負傷者について把握していないとしているほか、「ガザ人道財団」は死傷者の報告はなく情報は虚偽のものだなどと主張しています。
このほか、パレスチナのメディアは南部ハンユニスや中部ヌセイラトでも1日、イスラエル軍の攻撃による死傷者が出ていると伝えていて、地元の保健当局はこれまでの死者が5万4418人になったと発表しました。
停戦協議でイスラエルとハマスの意見の隔たりが埋まらない中、犠牲者は増え続けていて、協議への影響や人道状況のさらなる悪化が懸念されています。
ハマス“直ちに協議開始用意”も意見隔たり大きく 開始不透明https://t.co/9pBUddoimU #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) June 2, 2025
パレスチナのガザ地区での停戦協議が行き詰まる中、イスラム組織ハマスは1日、「直ちにイスラエルとの間接的な協議を開始する用意がある」と発表し、仲介国のカタールなども準備ができていると明らかにしました。ただ、イスラエルとハマスの意見の隔たりは依然大きく、協議を開始できるのかは不透明な情勢です。
ガザ地区での停戦協議についてハマスは1日、「直ちにイスラエルとの間接的な協議を開始する用意がある」とする声明を発表し、仲介国のカタールなどもその準備ができていると明らかにしました。
停戦協議をめぐりアメリカは、ハマスが人質10人を2回に分けて解放するのと引き換えに、60日間停戦するという案を示したとされ、イスラエル側はこの案を承認したとしています。
一方でハマスは、生存している人質10人を3回に分けて解放するとともに、より広い範囲からのイスラエル軍の撤退を求めたなどと伝えられており、双方の意見の隔たりが依然大きい中、協議を開始できるのかは不透明な情勢です。
ガザ地区では連日イスラエル軍による激しい攻撃が続いていて、NHKが1日、南部ハンユニスのナセル病院で撮影した映像では、けがをした子どもたちが次々と運び込まれる様子が写っています。
地元の保健当局は過去24時間で37人が死亡したと発表し、犠牲者が増え続けています。
イスラエルがアラブ諸国閣僚のヨルダン川西岸訪問阻止、サウジは批判 https://t.co/avXno5wI8C https://t.co/avXno5wI8C
— ロイター (@ReutersJapan) June 2, 2025
サウジアラビアのファイサル外相は、イスラエル政府がアラブ諸国閣僚らのヨルダン川西岸地区への立ち入りを阻止したことについて、「過激主義と和平拒否」を示していると批判した。
ヨルダン、エジプト、バーレーンの外相との共同記者会見で「イスラエルがヨルダン川西岸地区への訪問を阻止したことは、その過激さと、(平和的な)道筋のための真剣な試みを拒否することを裏付けている。この傲慢さに立ち向かうため、国際社会における外交努力を倍加させるというわれわれの意志を強めるものだ」と述べた。
パレスチナ自治区当局者によると、イスラエルは31日、ヨルダン、エジプト、サウジアラビア、カタール、アラブ首長国連邦の閣僚が参加予定だった翌1日の会合を許可しないと発表した。
米国、制裁解除巡る立場表明すべき=イラン外務省 https://t.co/09CedIsKbB https://t.co/09CedIsKbB
— ロイター (@ReutersJapan) June 2, 2025
イラン外務省は2日、米国との核協議について、米政府が対イラン制裁に対する姿勢を変える用意があるかどうか確認する必要があると述べた。
同省報道官は定例会見で「残念ながら米国側はこの問題についてまだ立場を明らかにする意思がない」とし「イラン国民に対する過酷な制裁がどのような形で解除されるかが明らかにされる必要がある」と述べた。
両国の代表団は先月、ローマで5回目の協議を終えた。限定的な進展の兆しが見られたものの、イランのウラン濃縮問題など、打開が難しい対立点が数多く残されている。
BBCニュース - 米政府、イランに核関連の提案を送付 イラン外相が確認https://t.co/bPocgAh3W0
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) June 2, 2025
米ホワイトハウスは5月31日、イランの核開発に関する提案書を送ったことを認めた。 イランのアッバス・アラグチ外相は同日、イランの首都テヘランを訪れたオマーンのバドル・アルブサイディ外相から「アメリカとの合意の一部」を提示されたとソーシャルメディアに投稿した。
ホワイトハウスのキャロライン・レヴィット報道官は同日、スティーヴ・ウィトコフ大統領中東特使が「詳細かつ受け入れ可能な」提案をイランに送ったと述べ、合意受け入れがイランの「利に最もかなう」ことだと指摘。「イランが核爆弾を入手することは決してあり得ないと、(ドナルド・)トランプ大統領は明確に述べている」と付け加えた。
アラグチ外相は、アメリカの提案について「イラン国民の原則、国益、権利に沿って適切に対応する」とソーシャルメディア「X」に書いた。
提案の詳細はまだ明らかになっていない。
これに先立ち、イランが60%の高濃縮ウランを400キロ以上保有しているという国際原子力機関(IAEA)の報告書の内容が明らかになった。原子力発電や研究など民生用に必要な濃縮度をはるかに超えるもので、兵器級に必要な90%に近い。BBCが閲覧したこの報告書でIAEAは、イランの濃縮ウランの総貯蔵量は、3カ月前から50%近く増えていると推定している。
イラン、核問題巡る米提案拒否の構え=外交筋 https://t.co/JolXjqoM3b https://t.co/JolXjqoM3b
— ロイター (@ReutersJapan) June 2, 2025
イランは核開発問題を巡る米政府の提案を拒否する構え。イランの外交官が2日明らかにした。
米国の提案は非現実的で、イランの利害に対処しておらず、ウラン濃縮に対する米政府の姿勢に変化が見られないとしている。
イランの交渉団に近い同外交官はロイターに「イランは米国の提案に対する否定的な回答を作成しており、これは米国の申し出の拒否と解釈できる」と述べた。
#中東(250602)