https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

ブリンケン米国務長官は20日、中東3カ国の歴訪を終えた。パレスチナ自治区ガザの停戦に向け米国が示した新たな合意案の成立に奔走したが、イスラム組織ハマスが応じておらず、合意できるかはなお不透明だ。

ブリンケン長官はこの日、ガザ停戦協議の仲介役を共に務めてきたエジプトのシシ大統領と会談し、交渉を進展させる方策を協議した。エジプト大統領府が発表した。

シシ大統領は、ガザの戦火が「想像もできない」形で地域的に拡大するリスクがあると警告。「ガザでの停戦は、パレスチナ国家のより広範な国際的承認と二国家解決の始まりでなければならない。これがこの地域の安定を基本的に保証するものだからだ」と述べた。

ブリンケン氏はその後、カタールの首都ドーハに移動。今週後半に予定されているガザ停戦協議で進展が見込める分野を訴えた。カタールのタミム首長と会談する予定だったが、首長の体調不良のため中止になった。

歴訪を終えてドーハをたつ前にブリンケン氏は記者団に、「今後数日内に合意をまとめる必要がある。ゴールできるようわれわれは総力を尽くす」と強調した。

同氏に同行する米政権高官は、停戦協議が週内に継続する見込みだと述べた。

ブリンケン氏は19日にイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、ハマスとの「隔たりを埋める」新たな提案をイスラエルが支持することを確認。ハマスにも受け入れを迫ってきた。 もっと見る

ネタニヤフ氏については、ガザとエジプトの境界地帯「フィラデルフィ回廊」にイスラエル軍部隊を残留させる必要性についてブリンケン氏を納得させたかもしれないと発言したと米ニュースサイト「アクシオス」が報じており、ブリンケン氏にこの報道について質問が向けられた。

同氏は「イスラエルによるガザの長期占領を米国は容認しない」と言明し、合意案はイスラエル軍のガザ撤退のスケジュールを明確に定めており、イスラエル側もこれを受け入れているとした。

エジプトの治安筋は、米国がフィラデルフィ回廊に国際部隊を置く提案をしており、エジプト政府は最長6カ月に駐留を限定すれば受け入れ可能との立場だと語った。

一方、ハマスの幹部サミ・アブ・ズフリ氏は、ブリンケン氏が足元の取り組みが合意成立に向けた「おそらく最大で最後の好機」としていることについて、「うその領域から脱していない」とし、これが「取り組みが失敗している理由の一つ」と主張した。

ブリンケン米国務長官は20日、中東3カ国の歴訪を終えた。パレスチナ自治区ガザの停戦に向け米国が示した新たな合意案の成立に奔走したが、イスラム組織ハマスが応じておらず、合意できるかはなお不透明だ。

ブリンケン長官はこの日、ガザ停戦協議の仲介役を共に務めてきたエジプトのシシ大統領と会談し、交渉を進展させる方策を協議した。エジプト大統領府が発表した。

シシ大統領は、ガザの戦火が「想像もできない」形で地域的に拡大するリスクがあると警告。「ガザでの停戦は、パレスチナ国家のより広範な国際的承認と二国家解決の始まりでなければならない。これがこの地域の安定を基本的に保証するものだからだ」と述べた。

ブリンケン氏はその後、カタールの首都ドーハに移動。今週後半に予定されているガザ停戦協議で進展が見込める分野を訴えた。カタールのタミム首長と会談する予定だったが、首長の体調不良のため中止になった。

歴訪を終えてドーハをたつ前にブリンケン氏は記者団に、「今後数日内に合意をまとめる必要がある。ゴールできるようわれわれは総力を尽くす」と強調した。

同氏に同行する米政権高官は、停戦協議が週内に継続する見込みだと述べた。

ブリンケン氏は19日にイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、ハマスとの「隔たりを埋める」新たな提案をイスラエルが支持することを確認。ハマスにも受け入れを迫ってきた。

ネタニヤフ氏については、ガザとエジプトの境界地帯「フィラデルフィ回廊」にイスラエル軍部隊を残留させる必要性についてブリンケン氏を納得させたかもしれないと発言したと米ニュースサイト「アクシオス」が報じており、ブリンケン氏にこの報道について質問が向けられた。

同氏は「イスラエルによるガザの長期占領を米国は容認しない」と言明し、合意案はイスラエル軍のガザ撤退のスケジュールを明確に定めており、イスラエル側もこれを受け入れているとした。

エジプトの治安筋は、米国がフィラデルフィ回廊に国際部隊を置く提案をしており、エジプト政府は最長6カ月に駐留を限定すれば受け入れ可能との立場だと語った。

一方、ハマスの幹部サミ・アブ・ズフリ氏は、ブリンケン氏が足元の取り組みが合意成立に向けた「おそらく最大で最後の好機」としていることについて、「うその領域から脱していない」とし、これが「取り組みが失敗している理由の一つ」と主張した。

パレスチナガザ地区の停戦に向けて、新たな提案を示したアメリカのブリンケン国務長官は、イスラム組織ハマスに対し、直ちに受け入れるよう重ねて求めました。合意の実現に向け引き続き取り組むことも強調しましたが、依然として停戦が実現するめどは見通せないままです。

アメリカのブリンケン国務長官20日ガザ地区での停戦と人質の解放に向けた協議の仲介国であるエジプトとカタールを訪れ、最新の情勢について意見を交わしました。

一連の会談を終えたあと、ブリンケン長官は記者団に対し「日を追うごとに地域の情勢が悪化するおそれが高まっているため、時間が重要になっている」と指摘しました。

そして、イスラエルハマスの隔たりを埋めるための新たな提案について触れ「イスラエルは提案を受け入れた。ハマスも同じようにすることを望んでいるし、期待している」と述べ、ハマスに対し、新たな提案を直ちに受け入れるよう重ねて求めました。

その上で「われわれはこれからの数日間、可能なかぎりのことを行うつもりだ」と述べ、エジプトやカタールとともに、合意の実現に向け引き続き取り組むことも強調しました。

次の協議は22日と23日にエジプトで行われる予定だと伝えられていますが、ハマスイスラエルの間の溝は依然深く、停戦が実現するめどは見通せないままです。

ブリンケン米国務長官20日遅く、イスラム組織ハマスイスラエルの停戦合意を確保できずに、中東を後にした。合意は近いと米当局者が主張しているにもかかわらず、引き続き双方の隔たりの大きさが浮き彫りとなった。

  ブリンケン長官はエジプトやカタールの当局者との会談に1日を費やした後、同氏のいう「橋渡し的」な合意にイスラエルが同意したとあらためて指摘。今度はハマスの番だと同氏は述べた。合意に至れば、バイデン大統領が5月に提示した停戦案の詳細を詰める機会が生まれることになる。

  「時間が重要だ」と、ブリンケン氏は帰国の途に就く数分前、ドーハの空港の駐機場で記者団に語った。「イスラエルは提案を受け入れた。ネタニヤフ首相から昨日直接それを聞いた。ハマスにも同じ対応を期待している」と述べた。

  昨年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃で紛争が開始して以来、今回はブリンケン氏による9回目の中東訪問だったが、結果はこれまでと同じだった。恒久的な停戦を求める取り組みに手詰まりを感じた同氏は、共通の土台構築と暴力の緩和を目的とした、より控えめな提案を携えて今週中東入りしていたが、停戦合意には至らなかった。

関連記事:

国務長官イスラエルは停戦案受け入れた-ハマスが応じる必要
ハマスは「真剣」な姿勢、イスラエルとのガザ停戦合意に向けて

原題:Blinken Says ‘Time is of the Essence’ for Gaza Cease-Fire Deal(抜粋)

] - イランの精鋭部隊「イスラム革命防衛隊(IRGC)」の報道官、アリモハマド・ナイニ氏は20日、イスラエルに対するイランの報復措置を実行に移すまでには長い待機期間を要する可能性があるとの見解を示した。イラン国営メディアが報じた。

ナイニ氏はイスラエルへの報復について「時はわれわれに有利であり、待期期間は長くなる可能性がある」と述べ、「敵」は計算された正確な対応を覚悟するべきだと改めて強調した。

イスラム組織ハマスの最高幹部がイランを訪問中に殺害され、イスラエルに対する報復を宣言しているイランの革命防衛隊は20日「長く待たせることになるかもしれない」として、報復は、ガザ地区での停戦に向けた協議の行方などを見極めてから判断する構えを示しました。

先月、ハマスの当時のハニーヤ最高幹部が訪問先のイランで殺害され、イランは、イスラエルによる攻撃だとして報復を宣言し、中東地域で緊張が続いています。

イランの軍事精鋭部隊、革命防衛隊のナイニ報道官は20日、会見で「意思決定に関わる司令官たちはすべての条件を考慮し、正確に計算された行動を取る。時期を決めるのはわれわれで、長く待たせることになるかもしれない」として、報復はガザ地区での停戦や人質の解放に向けた協議の行方などを見極めながら判断する構えを示しました。

協議をめぐっては、20日にはアメリカのブリンケン国務長官が仲介国のエジプトのシシ大統領と会談し、エジプト大統領府によりますと、両者はガザ地区での一刻も早い停戦の必要性を確認したということです。

アラブメディアは協議は、22日と23日にエジプトで行われる予定だと伝えていますが、ハマスイスラエルの間の溝は依然深く、停戦が実現するめどは見通せないままです。
一方、ガザ地区ではイスラエル軍による攻撃が各地で続いていて、パレスチナのメディアは、20日、北部ガザ市で多くの市民が避難している学校が空爆され、子どもを含む10人が死亡したと伝えました。

ガザ地区の保健当局は、20日までに4万173人が死亡したと発表していて、犠牲者は増え続けています。

イラン報道官 「長く待たせるかもしれない」

ガザ地区での停戦などに向けた協議について、ハマスを支援するイランの軍事精鋭部隊、革命防衛隊のナイニ報道官は20日、会見で「われわれはアメリカが真剣に平和や停戦を求めているとは見ていない。彼らのふるまいは基本的に政治的なゲームだ」と述べ、協議が進展しない責任はイスラエルの後ろ盾であるアメリカにあると非難しました。

その上で、ハマスの最高幹部の殺害を受けて、イランが宣言しているイスラエルへの報復をめぐっては「意思決定に関わる司令官たちはすべての条件を考慮し、正確に計算された行動を取る。時期を決めるのはわれわれで、長く待たせることになるかもしれない。われわれの司令官は早まった対応は取らない」と述べ、協議の行方などを見極めながら慎重に判断する構えを改めて示しました。

#4レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・316日目②)

イスラエル軍は21日、レバノン東部ベカー高原にある親イラン武装組織ヒズボラの武器庫を夜間に空爆したと発表した。

ヒズボラはこの攻撃への報復として、イスラエルが占領するゴラン高原にあるイスラエル軍の補給拠点をロケット砲「カチューシャ」で攻撃したと表明した。

レバノンの治安関係者は、住宅地が攻撃され、少なくとも2人が死亡、19人が負傷したと述べた。

イスラエル軍は17日にも、ヒズボラの武器庫を標的に空爆を行ったと発表。レバノンの国営通信は、この空爆により子ども2人を含む少なくとも10人のシリア人が死亡したと伝えた。 もっと見る

イスラエル軍は19日にも、ベカー高原にあるヒズボラの武器庫を空爆している。

ロイターの集計によると、昨年10月の衝突開始以降、レバノンではヒズボラ戦闘員400人以上と民間人132人を含む600人以上が死亡している。

#4レスチナ(ガザ地区ハマス大規模攻撃「アルアクサの洪水」・317日目①)