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英国国教会で最高位の聖職者となるカンタベリー大主教にサラ・ムラーリー氏(63)が3日、任命された。1400年の歴史で初の女性となる。

同氏はまた、世界中で約8500万人を抱える聖公会の儀式上のトップとなる。聖公会は保守的なキリスト教徒、特に同性愛が非合法とされている国もあるアフリカのキリスト教徒と、一般的にリベラルな欧米のキリスト教徒とに分かれている。

アフリカとアジアにまたがる保守的な聖公会グループ「GAFCON」はムラーリー氏の任命について、英国国教会が「指導する権威を放棄した」ことを示すものだと即座に批判した。

2018年からロンドン主教を務めているムラーリー氏はこれまで、シビルパートナーシップや結婚における同性カップルの祝福を認めるなど、教会内でいくつかのリベラルな措置を支持してきた。

来年3月に就任するムラーリー氏は「希望と癒し」を見いだすために人々を一つにしたいと表明。声明で「私は非常に単純に、教会が成長し続けるよう働きかけていきたい」と述べた。

キリスト教イギリス国教会で最高位の聖職者にあたるカンタベリー大主教に、初の女性となるサラ・ムラーリー氏が任命されました。前の大主教は教会関係者が関与した少年などへの虐待の責任をとり辞任していて、信頼の回復に取り組むことが求められます。

カンタベリー大主教に任命されたサラ・ムラーリー氏は、看護師として働いたあと聖職者となり、2018年からはロンドン主教を務めています。

カンタベリー大主教に女性が就くのは初めてのことで、チャールズ国王が3日に承認し、来年3月に就任する予定です。

ムラーリー氏は演説で「私の役割は弱い立場の人々をケアし、すべての人にとって安全で幸福な文化を確かなものにし続けることだ」と抱負を述べました。

イギリス国教会をめぐっては、教会関係者がサマーキャンプに参加した少年たちをたたくなどして虐待を繰り返していた問題が明らかになり、前のウェルビー大主教が責任をとって去年11月に辞意を表明し、すでに退いています。

イギリス国教会は、その流れをくむ「聖公会」と合わせて世界におよそ8500万人の信者がいるとされ、ムラーリー氏にとっては信頼の回復に取り組むことが求められます。

#イギリス(251003)

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