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【グローバルインタビュー】ヒュー・コータッツイ元駐日英大使「日本の人種差別撤廃条項を米英が否決したのは誤り」

 「同盟の共通の利益はロシアに対する牽制(けんせい)にあった。不凍港を求めてロシアが朝鮮半島に進出するのを日本が恐れていたのと同じように、中央アジアでロシアと“グレート・ゲーム”を繰り広げていた英国も植民地だったインドにロシアが南下してくるのを警戒していたのだ」

第一次世界大戦後のパリ講和会議で日本が提案した人種差別撤廃条項を、米英が反対して否決したのは誤りだった。米国の日系移民らに向けられた黄禍論が背景にあった。しかし、いずれにせよ、日英同盟の解消は不可避だっただろう。日本で軍国主義が台頭してきたからだ。軍部が政治を支配し、明治の秀でた元勲たちが築いた栄光の時代は終わりを告げた」