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宮田秀明の「経営の設計学」リーダーシップと政権交代

 オバマ政権になって、環境エネルギー政策を最大課題にしたのは突然のことではないはずだ。コンサルティングファームシンクタンク、大学や国立の研究所がゴアのリーダーシップに触発され、研究開発のベクトルを大きく変えたと見ることもできる。

 この流れを作ったのは、ゴアやオバマのリーダーシップだが、ゴアの周りには、たくさんのブレーンがいたと思う。ゴアの環境政策を引き継いだオバマの周りにもたくさんのブレーンがいるはずだ。どんなに優秀で構想力のあるゴアやオバマにしても、自分1人の力には限界がある。彼らはそれを認識し、ブレーンの方々との議論の結果を総合して、政策を立案し、国民に訴え、ビジネスを促進して、国の成果を本物にしようとしているように見える。

民主党の若手議員には優秀な人が多いと聞く。民主党政権の閣僚の過半が40代50代の若手になると結構面白いかもしれない。

 しかし、実際に行政を担当する各省庁に対して民主党の議員の方々が本当にリーダーシップを取れるだろうか。なかなか難しい問題かもしれない。1つの方法は、議員以外の専門家も加えたブレーン組織を省庁ごとに作ることだろう。

 ある中国人が私に言った。
 「中国の国民はまだいいかげんなところや不真面目なところがあってまだまだですが、リーダーは偉いです。日本はちょうど逆ですね。国民は世界一優秀で勤勉だと思いますが、リーダーはダメですね」

リーダーにはなるべき人がならなければならない。

 本当に能力の高い人のほとんどは、自分は未熟で、もっと向上しなければならないと思っている人だ。

 自分が偉いと勘違いしているような方を日本のリーダーにしてしまったら、この国はますます危険領域に入り込んでしまうとしか言いようがない。

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葉千栄のNIPPONぶった斬り 7/11(土)夜10:00〜ほか 麻生政権の命運と今後の政局

【ゲスト】
平野貞夫 (元参議院議員