東京育ちの山本は平成19年10月に飯塚市に移住。いわゆる「落下傘候補」だが、駅前や交差点で行った街頭演説は3500回を超え、あいさつ回りも2万軒にのぼる。
毎晩のように市民と酒を酌み交わして議論し、支持者を増やしてきた。その1人である社長は「山本さんと接するうちに、若さと人間性にかけてみようと思った。麻生さんとは話したこともないから」と明かす。
山本を支える勝手連には、麻生グループと取引関係のある食品会社の幹部(56)も加わった。「子供や孫の時代を考えれば、一度、政権を代えないといけないと思った」という。