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いまだ道半ばの小沢一郎による日本改造計画

政策を競い合いながら結果責任を明確にし、権力の交代ルールをはっきりさせることが、真の民主主義に根ざした権力のあり方だと思う

「小沢氏はマトモな政策論争にはきちんと答えるが、中途半端、勉強不足の質問にはそっけない。言ってみれば小沢会見は、マスコミにとってリトマス試験紙。いかに小沢氏から答えを引き出せるかに記者の力量がかかっているのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

小沢も言っている。
メディア。本質的なところでダメなんだな。メディアは現象ばかりを追いかけて、おもしろおかしく報じようとするから、論理的・合理的な説明には耳を貸さない。僕はどんなメディアでも論理的に議論しようというのなら、いつでも出るといっている」(小林吉弥「民主党政権誕生」から)
歪められた報道で、小沢の虚像が広がっていく。

だが、政治家・小沢一郎をウォッチし続けてきたプロたちの評価は、大マスコミの皮相的なものとは百八十度異なる。

「小沢氏の究極の目的は政権交代可能な保守2大政党を根付かせること。これは小沢に近い政治家も証言しています。そのためには参院選で民主が大勝し、衆参合わせた大民主党をつくる。数は力の論理で権力をすべて掌握するのです。さらに、再来年の統一地方選で、地方議会でも自民をぶっ潰す。そのうえで、肥大化した民主を2つ割り、弱体化した自民以下の政党が理念に沿ってどちらかにつく。これで政権交代可能な2大政党制をつくるというシナリオです。良くも悪くも20年間も“小沢政局”が続いてきた。そのうえ、壮大な政界再編まで仕掛けようというのです。稀有な政治家としかいいようがありません」(鈴木哲夫氏=前出)

その小沢はNHKの番組でこんなことを言っていた。
ケネディの演説じゃないけど、国が何してくれるかじゃないんだよ。自分たちが社会のためにどういう働きをすることによって、より良い社会をつくるかというのが民主主義の基本だから、政治というのはその国民の委託を受けてやるだけ。日本人は僕は自立心が足りないって言っているんだ。自分たちで政権をつくったり代えたりすることができる権限を持っているのに、それを行使しないでぶつくさ文句ばっかり言ってちゃダメだと。自分たちで自分たちの生活をつくるんだ。そういう意識が今度の政権交代で芽生え、定着すれば僕の本懐