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事業仕分けの壺

 行政の事業仕分けを始めたのは、行政改革地方分権が、10年、20年と議論されても、実際にはほとんど進んでないからです。これを変えるには、行政の現場で行われている事業が本当に住民の役に立っているのか、国民の利益につながっているのか、一つ一つチェックしていくしかないのではないかと考えたのです。そして事業をチェックしていけばその背後にある組織や制度も洗い直せる、それを日本中でやっていけば、議論を繰り返すよりも確実に行政改革地方分権が実現出来ると考えたのです。

問題は、現場で実際に、その趣旨や目的通りに行われているか、なのです。