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大マスコミの怪しさに唖然

なにしろ、いくら紙面を読んでも、何が疑惑なのかさっぱり分からないのである。

「何か裏があるのだろう」と勘ぐるのだが、この先をどこも書いていない。

要するに、何が疑惑なのかも分からないまま、ただ「怪しい」とバカ騒ぎし、それが元旦の紙面になった。少なくとも読者にはそう見えるのだ。

読売新聞社会部で数々のスクープを連発した大谷昭宏氏も呆れていた。
「4億円の原資について、ある程度の見通しがあり、その金が何かの見返りである可能性があるのであれば、疑獄事件として1面で大きく報じるのも分かります。しかし、現時点では政治資金収支報告書に4億円の収入の不記載があったという、それだけの話でしょう。それなのに元旦号で書いたのは、明らかに検察のリークに乗っかったのです。捜査の経緯をリークして、民主党政権にダメージを与えたいのが検察の思惑。一方、大マスコミも民主党政権は面白くない。なにしろ、今の新聞社のトップ、幹部は自民党の派閥担当だったような人ばかりですからね。両者の思惑が一致して、こういう紙面になるのです」

鳩山政権の敵は官僚だけではない。大マスコミも牙をむいている。それが最近、ますます顕著になってきたのである。

「大メディアが民主党にかくも冷淡なのは、その改革路線が自分たちにとって不都合だと考える幹部がいるからでしょう。彼らが派閥の担当記者出身だったというだけでなく、民主党記者クラブをオープンにさせ、TVと新聞の資本・業務提携にも規制をかけようとしている。いずれも海外では当たり前のことなのに、日本のメディアは規制で守られている。メディアは決して報じないが、既得権益の恩恵という点では、まったく手をつっこまれていないのが大新聞・テレビなのです。しかし、民主党政権になれば聖域はなくなる。だから、彼らは新政権に批判的になる。同じような境遇の業界とつるんで、抵抗するわけです」(神保哲生氏=前出)

このままではメディアも“事業仕分け”されてしまう。飯の食い上げになるわけだ。