この規正法違反事件では、「陸山会」の会計責任者だった石川知裕衆院議員が来週、在宅起訴される。その幕引きのための「手打ち聴取」なんて見方もあるが、それは違う。地検特捜部は完全に小沢幹事長を標的にしているという。
「検察は、土地取得の4億円の原資を解明したい。ゼネコンからの“闇献金”と位置づけ、岩手県の胆沢ダム建設にからむ汚職事件に発展させたいのです。それで再びゼネコンの一斉聴取もした。しかし、どうも決定的材料を握った形跡はない。材料があれば、もっとストレートに捜査をやっている。小沢を呼ぶのはいいが、何も追及できないという結果になりそうです」(司法事情通)
単なる「虚偽記載」という形式犯を大きくしてしまいすぎて、引っ込みがつかなくなった検察。与党幹事長を公然と聴取して、「何もありませんでした」ではオソマツすぎる。