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過熱する小沢批判 執拗なマスコミ
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【歴史の交差点】東京大学教授・山内昌之 「現代の僭主」

選挙の最高責任者は最終的に政党の党首であるはずなのに、民主党代表たる首相は最初からこの面でのリーダーシップを放棄して、小沢一郎幹事長を頂点とする別の権力構造の自律的存在を許してしまった。

 それどころか、政府の専権事項の予算編成にも、マニフェストの一部を放棄させ、特定の陳情を優先する党の力の波及を許してしまった。藤井裕久財務相の辞任には心から同情を禁じえない。

これらはすべてでないにせよ、古代のギリシャ人やローマ人が問題にした君主と僭主との関係にも似た政治力学の結果かもしれない。

 外交でも鳩山首相は、習近平中国副主席の天皇陛下との会見問題で外からの各種圧力に屈したといわれても仕方がない。普天間問題で、首相は日米関係という外交安全保障の要をまるで理想と幻想のはざまで眺めるような主観的願望にこだわった結果、本来は政策にかかわらないはずの小沢幹事長による移転代替案の示唆を許した。

【次代への名言】気概の政治家編(6)

 初期の明治政府が直面した最大の外交問題は、明治6(1873)年の「征韓論」だった。「懸案の多い朝鮮に特使として渡り、国交を樹立する」という維新の雄、西郷隆盛の主張は、この歴史用語が持つイメージほど乱暴ではない。しかし、西郷に「もしも」のことがあれば武力に訴える−という筋書きができており、西郷も死を決していた、とされる。


 このとき、伊藤は「内政を優先すべし」とする大久保利通木戸孝允とともに「固く之に反対」した。

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本田親徳全集』
P595
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20090923#1253688614
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091218#1261090187
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091222#1261463700
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100107#1262829768(言論が信頼を得られるか否かの基準)
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20091124#1259072632


明治天皇も大西郷も神上りされています。