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【民主党大会詳報】鈴木宗男氏「(検察に)狙われたら誰でもやられる」

 「さて、3党の代表の皆さん方が触れませんでしたから、私は1点触れさせていただきたいことがあります。それは昨日起こった出来事であります。検察の暴走がいけないと私は考えております(そうだ! その通りだ!の声と大拍手)。みなさん、逮捕されるということは、逃亡の恐れあり、罪証隠滅の恐れありで逮捕なんです(そうだ!の声)。家宅捜索をされている石川(知裕)さんの事務所が何を隠すものがあるのでしょうか。国会議員たる石川さんが、どこに逃げ隠れできますでしょうか(そうだ!の声)。どうかみなさんですね、私は検察官というのは、サッカーに例えれば、ゴールキーパーだと思っているんです。そのゴールキーパーだからこそ、手も足も使えるんです。そのゴールキーパーフォワードに出て、フォワードの第一線でみなさん、手も足も使う、なんでもありだといわれれば、どうなりますか、みなさん」

 「ここでみなさんですね、狙われたら、誰でもやられますよ(どよめき)。そのことを考えてください。なぜ私がここまで言うかというと、私は8年前経験しているからです(会場笑)。そこで皆さん、皆さん方の中からも私を批判した方がたくさんいます(そんなことない、の声)。ただ、みなさん思いだしてください。検察のリークでムネオハウス偽計業務妨害で鈴木は捕まるといわれていました。あるいは三井物産北方領土支援の関係で捕まるとも言われました。おまけにアフリカのODA、開発援助問題で捕まるとも言われました」
 「しかしみなさん、私はこれらの件で今裁判はやっておりませんよ。全部検察のリークで世論誘導されたんです(そうだ、ひどいな!の声)。そして揚げ句の果てに私は400万円、政治資金規正法に基づいて領収書を切ったからで逮捕されたんですよ(とんでもない!の声)。どうかみなさん、冷静に考えてください」

 「それでみなさん、よく東京地検特捜部、大阪地検特捜部というのがありますが、法務大臣! 特捜部ができたいきさつを調べてみてください。昭和22年、隠匿物資、ヤミ物資を抑えるためのですね、組織でスタートしたのが特捜部ですよ。じゃあ、いまの時代に合ってますか、みなさん、こういうものが(女性国会議員の声で『事業仕分けしろ』)。おっしゃるとおりですよ!(笑いと拍手)。おっしゃるとおりで皆さんね、特捜部がエリート意識をもって、おれたちが国家の支配者だ、おれたちがエリートだ、国民から選ばれた政治家じゃなくて、おれたちが国をリードするんだ、思い上がった考えでみなさん、権力を行使されたらどうなるかということをですね、ぜひともお考えをいただきたいと思います。そういった意味でも全面可視化をしなければ、みなさん、ダメだということを…(拍手)、中井(洽)国家公安委員長、よろしくその点ですね、お願いしたいと思います(がんばれ、の声)」

 「みなさん、今も私は石川さんが取り調べを受けている。検察はこう言っているはずです。『石川、民主党も、小沢(一郎)幹事長もおまえを守らんぞ。だからこっちに協力すれ。いいか、だれもお前を支えるものはいないぞ。鈴木だって離れるぞ』。こんなささやきをしているはずですよ。みなさん神経戦なんです。情報戦かけて分断するんですよ。それでメロメロにさせて都合の良い調書をとっていくんです。これがやり方です。私の秘書もそうやって落とされたんですから。だから、私は事実を言うんです。どうかみなさん、間違った権力とは断固戦っていこうではありませんか!(大拍手と歓声)」

 「鳩山代表、決断力がないという話をマスコミの人はされますけども(そんなことないぞ、の声)、みなさん、鳩山首相は私は大変な見識、胆力をもっていると思います(その通り、の声)。アンドレ・マルコフという数学者がおります。これは19世紀後半からの有名なロシアの数学者です。息子さんも20世紀の有名な数学者ですね。このアンドレ・マルコフさんというのは数学の学者で、壊れた機械をどう立て直すかというですね、偏微分の政策論文を出しているんです。最近、私は鳩山首相民主党代表がですね、1977(昭和52)年ですね、博士論文でこの論文を使っているんですよ。壊れた機械をどう立て直すか。まさにみなさん、これが政権交代だと私は思いますよ(大拍手)」