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小沢が辞めれば、この国は真っ暗闇だ

「良くも悪くも小沢氏の強面(こわもて)が利いているのです。もし彼がいなくなれば、重しを失った党は遠心力が働きバラバラになる。みんな勝手なことをやり始め、党分裂に発展する危険性も高い。党内で選挙を仕切れるのも小沢氏ひとりです。安定政権の樹立が至上命題の党にとって、夏の参院選を小沢氏抜きで戦うことはできない。世論調査で辞任を求める声がある一方で、小沢氏がいるから民主党を支持する国民が多いのも事実。先の衆院選民主党が獲得した比例票の4分の1は小沢氏個人の票といわれています。国民も小沢氏の存在の大きさを十分に理解しています」(小林吉弥氏=前出)

自民党を中心にした旧体制で甘い汁を吸ってきた勢力からすれば、小沢幹事長は悪魔みたいな存在に映っているでしょうね。目の前のハードルを乗り越える経験と行動力があり、善し悪しは別にして小選挙区制度導入のような大仕事もやってのけた。しかも、周囲が読めない次の手を打ってくる。痛いところをズバズバと突いてくるから、旧勢力にとっては厄介な存在なのです」(政治評論家・山口朝雄氏)

元NHK政治部記者でジャーナリストの川崎泰資氏が言う。
政権交代直後から、大マスコミは沖縄問題で鳩山政権を揺さぶりました。なぜ早く移転先を決めないのか、米国の信頼が失われる、日米関係は最悪だ、と煽り続けた。それが下火になったと思ったら、今度は小沢疑惑の追及です。組織防衛に走る官僚や検察権力と結び、民主党政権を打ち倒そうとしているのでしょう」

政治評論家の小林吉弥氏が言う。
「鳩山政権は、明治以来の官僚政治の打破を目指す“革命政権”です。強力なトップリーダーの存在は欠かせません。100点満点を取るのは難しいし、マイナス面もあるでしょう。それでも前に進む馬力を持った政治家がいなければ、官僚主導を政治主導、国民主導に変えることなど不可能です。古今東西“仲良しクラブ”のなあなあで革命に成功した例はありません」