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【次代への名言】周五郎と周平編(8)

 しかし、この「あばずれ」はまったく主人のいうこときかない。岸につけようとすると沖に向かうのだ。そして、《私が彼女に対する憐れみや、愛情や劬りをかなぐり捨て、悪童どもと同じように、それが正(まさ)しく青べかにすぎないと認めたとき、初めて彼女は私に身を任せた》

青べか物語 (新潮文庫)

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