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【書評】『信長 近代日本の曙と資本主義の精神』小室直樹著

 「本物の政治家とはどういった人物か」という大テーマをお考えになる方は多くないかもしれません。私は本書を担当するまで、時の総理の印象批評はしても、根本的な問いを考えることはありませんでした。ひとつには、本物の政治家と言える方を思い浮かべにくい昨今だからでしょう。


 しかし、リーマン・ショック以後に顕著な中国の大国化を目にすると、今時の日本の政治家なんてそんなものと高みの見物をしている時代ではなくなっているかと思います。

比叡山の焼き討ちは、蛮行ではない。天下布武の為の革新だった」

「信長の如く、信条の為に身命を賭し、革新を成すのが本物の政治家である」

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20100528#1275003553