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菅、小沢説得失敗「馬鹿な事を…」懐柔策も相手にされず

 まず、3年後の衆院選が考えにくい。先の参院選大敗で、民主党国民新党などの参院与党は110議席参院過半数を確保するには12議席を他党との連立などで補う必要があるが、菅首相や「影の宰相」こと仙谷由人官房長官(64)率いる現執行部は、参院選から2カ月以上過ぎても、連立への道筋どころか、参院議員1人も引き抜けていない。

 仙谷氏を筆頭に、菅首相の再選を支持する枝野幸男幹事長(46)や前原誠司国交相(48)、野田佳彦財務相(53)らは、「脱小沢」「反小沢」を掲げる「民主党七奉行」の面々であり、グループ内からは「民主党に求められているのはクリーンな政治だ」(蓮舫行政刷新相)、「人事は代表の専権事項。勝った者が決めればいい」(中堅議員)などと、代表選後も「小沢外し」を求める声が大勢だ。首相を支える党幹部の1人は「菅さんは余計なことをすぐに言う。殴りに行こうかと思った」とさえ述べている。

 当初、菅支持グループと小沢支持グループのつばぜり合いは、代表選後のポストや政策をめぐる「条件闘争」とみられていたが、ここに来て、様相が変わりつつある。かつて、小沢氏が解党した「新進党」の因縁の代表選に似てきたのだ。