https://d1021.hatenadiary.com
http://d1021.hatenablog.com

【小沢一郎は政治生命を賭して出馬している。】

今回、予備費9000億円の経済対策に止まるのも、その実は、財政出動する財源を手当てするには秋の臨時国会補正予算を組み、衆参両院で議決する必要があるが、それが不透明だから動けないのである。

マスコミは報じていないが、今や内閣は両手両足を縛られ、身動きが出来ない状況にあるのだ。
だが、それを云うと代表選挙に不利になるから、黙っているだけである。

小紙が仮に自民党公明党みんなの党の立場なら何をして行くか、絵に描いたように見える。
菅首相がいいのだと云っている人は、まずその打開策をきちんと意見なり、投稿でご開陳願いたい。
特に、みんなの党は、イケイケで主戦論が支配しており、自民党含め、来春の統一地方選挙近辺で、予算関連法案をつるし、解散を要求することは120%間違いない。
ヘタに交渉するより、早いからだ。


すると、この間衆議院選挙をしたばかりなのにもうするのか、などと言い訳をして済むのかと云えばそうは行かない。
すなわち局面を打開する政治能力が必要になっているのである。
そうでない場合、最後は追い込まれて解散は出来ないから、総辞職になる。
すると、そこで新たに内閣を組成しても、最早打開できないと見ているのだ。
したがって民主党政権のこの困難な危機的局面を打開し、前述のシナリオに至らないようにするには、ここで打開できる内閣に交代するしかないのである。


小沢氏はそう読んで出馬していると確信している。
今出るしかないということだ。

小紙は、本当に深層海流は「政治とカネ」なのかと見ているのだ。
すなわち、消費税増税のその内実は「政治と国民のカネの使い方」の話である。
先の参議院選挙の深層海流は「消費税を上げる前にすることがある」というものだったと認識している。
いわく、「何を国民が求めているのか」を考えるとき、小紙はこの「消費税を上げる前にすることがある」という訴えは、再び国民の深層海流を激流にし得ると見ているのだ。

ではそのアジェンダをコロリと手の平を返して菅首相が代表選挙で訴えるのかと云うと、極めて違和感があろう。
彼は、整合性のため、財政再建と合わせて云うほかない。
したがって、ここで小沢氏が出馬し、本件「消費税を上げる前にすることがある」と主張すれば、小紙は世論は動いて行くと見ているし、実は参議院選挙の期間中も山間部で演説していた。
すなわち小沢氏の主張は一貫していると判断出来るのである。
こういうのを【政治のスジ】と云い、このスジから【政治の信】が生まれ、実行力に勢いを与える。

今般の代表選挙に於けるポイントは全部で1224Ptであり、仮に小沢氏陣営が国会議員票で6割、菅首相側が4割とすると国会議員票でのPtは各々494Pt、329Ptである。
半数は1224Pt÷2=612Ptであり、各陣営の不足数は小沢氏側612-494=118Pt、菅首相側612-329Pt=283Ptとなる。
地方議員票が100Pt、選挙区党員・サポーター票が300Ptであるから、小沢氏側は118/400=29.5%以上獲得すれば勝利できる勘定になる。


つまり菅首相側は、7割以上の圧勝を地方議員票と党員・サポーター票に於いて勝ち取る必要がある。

小沢一郎は、「消費税を上げる前にすることがある」「辺野古基地は虚構」と主張するだろう。
菅首相は、「政治とカネが終わっていない」と主張するのだろうか。
小紙には、まったく理解できない。
誹謗中傷では選挙に勝利できないことを、菅陣営は早々に気づくべきである。