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「衆院解散に追い込む」自民、強める対決姿勢

 「この選挙で厳しい国民生活(の現状)を打開するエネルギーが生じたとは思えない。一刻も早く衆院解散・総選挙に追い込む」


 自民党の谷垣総裁は14日夕、党本部で記者団にこう語り対決姿勢を強調した。

 自民党内では、首相再選で「年内の衆院解散の可能性は低くなった」との見方が広がっている。

 自民党は、予算執行に必要な措置を定めた予算関連法案の審議が行われる来年春が対決の山場と見ている。次期臨時国会では「ボディーブローのようにダメージを蓄積させる」(幹部)戦略で、円高・株安を受けた経済対策や沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題などで政府の対応の問題点をただす方針だ。さらに「政治とカネ」の問題で、小沢氏や鳩山前首相の国会招致も求め、政権を揺さぶる考えだ。

「厳しい国民生活(の現状)を打開するエネルギー」=小沢一郎