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山崎行太郎の「月刊・文藝時評」(「月刊日本」連載)

政治家も思想家も「私との闘い」「現実との闘い」を避けて通ることは出来ないのだ。

私にとって小説を読むことは、思想書哲学書を読むことと変わらない。いや、思想書哲学書を読むより以上 の深い読書体験を味わうために小説を読む。小説を読むことによって、思想書哲学書を読むことでは身に つかないような、深い根源的な思考力を身につけることが出来るのだ、と私は思う。

現実を直視するとは、現実という名の幻想を直視することではない。実証主義や科学主義が見落している現実を直視することである。生きた哲学、生きられた哲学が私小説の中にある。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20101030#1288417404
http://d.hatena.ne.jp/d1021/20071219#1198065162